
クアルコムが次世代フラッグシップ向けチップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 6」の開発を進めているようです。著名リーカーのDigital Chat Station氏がWeibo上で投稿した内容によって、同チップに関する初期情報が明らかになりました。
TSMCのN2Pプロセスを採用 効率と性能がさらに向上
リークによると、Snapdragon 8 Elite Gen 6はTSMCの最新プロセスノード「N2P」を採用するとのことです。これは、現行のN2ノードをスキップして導入される新しい製造プロセスで、電力効率と性能の両面で改善が期待されています。

また、次期チップは新世代メモリ規格であるLPDDR6 RAMと、より高速なUFS 5.0ストレージに対応する見込みです。これにより、フラッグシップスマートフォンの処理速度やアプリの起動時間がさらに短縮され、全体的なパフォーマンス向上が見込まれます。
Xiaomi 18シリーズが初搭載機になる可能性も
今年9月には、Xiaomiが「Xiaomi 17」シリーズを発表し、世界初のSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載スマートフォンとして話題を集めました。この流れから考えると、2026年9月に登場が予想される「Xiaomi 18」シリーズが、Snapdragon 8 Elite Gen 6を最初に採用する可能性が高いと見られています。
現時点でクアルコムからの公式発表はなく、同社はまだ現行世代のチップ開発に注力している段階です。ただし、数週間以内にSnapdragon 8 Gen 5(Eliteなしの通常モデル)が正式発表される見込みで、こちらはOnePlus Ace 6 Turboなどに初採用される可能性があると噂されています。
Snapdragon 8 Elite Gen 6は、電力効率・速度・冷却性能といった複数の要素で新しい基準を打ち立てることが期待されています。モバイルチップ競争が再び激化する中、クアルコムがどのような革新をもたらすのか、来年の動向に注目が集まります。

