
Oppoは中国で最新フラッグシップ「Find X9シリーズ」を発表したばかりですが、グローバル展開を前にGoogleとの新たなAIパートナーシップを発表しました。
この協業により、Find X9およびFind X9 ProにはGoogleの生成AI「Gemini」を活用したさまざまな新機能が追加される予定です。
Google Geminiと連携する「Mind Space」アプリ
Oppoが新たに導入する「Mind Space」アプリでは、Google Geminiと直接連携することができます。
画面上のコンテンツを3本指スワイプで保存し、その情報をGemini AIが解析・活用できる仕組みとなっています。
たとえば、保存した旅行プランやメモ、ウェブ記事を基に、AIが整理や要約、次のアクション提案を行うといった応用も想定されています。
ColorOS 16で広がるAI体験
Find X9シリーズを含むColorOS 16搭載端末では、Geminiとの連携がさらに深くなります。
Oppo純正アプリとの統合が進むほか、AIによる画像編集機能「Nano Banana AI」も利用可能となり、写真の背景処理や自動補正などをより自然に行えるようになります。
そのほか、AIによる検索機能「AI Search」、通話内容を自動で要約する「AI Call Summary」、音声を文字起こしして整理する「AI Recorder」、文章生成支援の「AI Writer」など、多彩な知的サポート機能が追加される予定です。
リアルタイムAIアシスタントと強固なプライバシー保護
Find X9シリーズではさらに、画面上でリアルタイムにガイドしてくれるGemini Liveアシスタントも利用可能になります。
ユーザーの操作や状況に応じて、視覚的な案内を行うことで、これまでにない“対話的な使い心地”を実現します。
これらのAI機能は、すべてOppo独自のAIプライベートコンピューティングクラウド上で動作し、Google Cloudによるセキュリティ保護が組み合わされています。
また、Find X9シリーズ購入者には、Google AI Proの3か月無料サブスクリプションが提供されることも明らかになりました。
