次世代「Xperia 1 VIII」は25万円超えの可能性大 メモリ高騰で2026年スマホが2~3割の一斉値上げ

2026年に登場予定のフラッグシップスマートフォンは、今年よりも大幅に高くなるかもしれません。業界筋によると、次世代モデルの価格は前年比で20〜30%上昇する可能性があるとされています。これが現実となれば、ソニーの次期「Xperia 1 VIII」も例外ではありません。

今年発売された国内版SIMフリーのXperia 1 VIIは税込204,600円ですが、同じ比率で値上がりすれば25万円を超える可能性があります。


原因はメモリ価格の急騰

中国の有名リーカー「Digital Chat Station」によると、メモリ価格の上昇が想定以上に深刻であり、その影響がサプライチェーンを通じて最終的に消費者価格に反映されるとのことです。
現在、フラッグシップスマホに採用されているLPDDR5Xメモリは特に高騰しており、業界では2026年モデルのメモリ価格が前年比で20〜30%上昇すると予測されています。

この動きは、Xiaomi(シャオミ)の幹部も公式に認めています。Xiaomiのル・ウェイビン社長は、新しい「Redmi K90」シリーズの価格が前モデルから上がった理由について「メモリコストの上昇が主因」とコメントしました。


AIブームによる半導体需要のひっ迫

背景には、AI関連用途でのチップ需要の爆発的な増加があります。生成AIを支えるサーバーやGPUの需要が急拡大し、従来スマホ向けに供給されていたメモリや半導体が逼迫。
これにより、スマートフォン・PC・サーバー向けの標準チップ価格も連鎖的に上昇しているのです。

このトレンドは一時的なものではなく、2026年のフラッグシップスマホ市場全体に影響が及ぶ可能性があります。


主要ブランドも影響必至

この価格上昇の波は、Samsungの「Galaxy S26 Ultra」Xiaomi 17 UltraVivo X300 UltraOppo Find X9 Ultraなど、主要メーカーの最上位機種にも広がると見られています。
ヨーロッパでは、Xiaomi 15 Ultraが約1,740ドル(約26万円)で販売されており、仮に25%上昇すれば約2,170ドル(33万円前後)という高額レンジに突入します。


Xperia 1 VIIIはどこまで高くなる?

同様の値上げ傾向が日本市場にも波及した場合、唯一の国産ブランドのハイエンドモデルになるであろう、ソニーの次期フラッグシップ「Xperia 1 VIII」も25万円を超える価格帯になる可能性があります。
現在の1 VIIの価格(204,600円)を基準に単純計算すると、20%アップで約24.5万円、30%アップで26万円台となり、スマートフォンとしてはかなり高価な部類に入ります。

それでも、ソニーがカメラ性能やディスプレイ技術などの独自価値をさらに高める方向に舵を切るとすれば、一定の需要は維持されると見られます。


今買うか、来年を待つか

2026年モデルが実際にどれほど値上がりするかはまだ確定していません。ただ、メモリ価格の上昇が止まらない現状を考えると、「今のうちに2025年モデルを購入しておく」という選択も現実的かもしれません。
もし買い替えを検討しているなら、年末商戦や在庫調整のタイミングでXperia 1 VIIや他社フラッグシップをチェックしておくのが賢明です。

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XperiaXperia 1 VIII
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