
モトローラ(レノボ)は、来月開催されるCESで大規模イベントを予定しており、その舞台にはなんと巨大ビジョンで知られる「Sphere(スフィア)」が使われることが明らかになっています。さらに、同社がメディア向けに送ったホリデーギフトから、気になる“ヒント”が見つかり、ついに横折りタイプのフォルダブルが登場するのではないかと期待が高まっています。
ギフトに仕込まれた意味深メッセージ
モトローラは毎年、メディア向けに豪華なホリデーギフトを届けることで知られています。今年はシカゴのベーカリー製クッキーやコーヒーに加え、1冊の本と招待状が同梱されていました。その本には「Every fold reveals a possibility(折りを重ねるたび、新しい可能性が現れる)」と書かれ、招待状には「Lenovo Tech World で新たな視点を広げる準備をしている」とのメッセージ。そして日付には1月6日が記されています。


この“本”の形状とメッセージから、次に登場するのが縦折りのRazrシリーズではなく、Galaxy Z Fold 7やPixel 10 Pro Foldのような横折り(ブック型)フォルダブルではないかという見方が広がっています。
モトローラは折りたたみ市場で後発の“本命”となるか
モトローラはこれまでRazrブランドを軸とした縦折り型を中心に展開してきました。同社は「最高のフリップフォンを作ることに注力している」と繰り返し説明してきたため、横折りモデルの登場は長らく実現していませんでした。
しかし、親会社のレノボは折りたたみ技術に積極的で、全面ディスプレイの折りたたみノートPCやロール可能ディスプレイ、回転ディスプレイなど多彩な試作機を披露してきました。こうした技術基盤を考えると、モトローラが本格的な横折りデバイスを投入しても不思議ではありません。
CESで「Razr Fold」誕生の可能性も
見方によっては、今回の招待状はモトローラが初めて横折りスマホを発表する明確なサインにも思えます。名前が「Razr Fold」になるのか、それとも新ブランドを立ち上げるのかは不明ですが、モトローラが横折り市場に参入すれば、ハードウェア設計のこだわりやレノボの技術力を背景に、競合機を脅かす存在になる可能性も十分にあります。
来月のCESでは、折りたたみ市場に新たな風が吹くかもしれません。期待が高まります。

