
AnTuTuで420万〜440万点を達成
クアルコムが今月22日に発表予定の次期フラッグシップチップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」が、ベンチマークアプリAnTuTu v11で驚異的なスコアを叩き出したことが明らかになりました。

著名リーカーのDigital Chat Stationによると、この新型チップは420万〜440万点を記録しており、スマートフォン向けプロセッサとしては史上最高水準に達したとのことです。
ライバルはMediaTek Dimensity 9500
もちろん、ベンチマーク競争はクアルコムだけのものではありません。MediaTekの次世代フラッグシップ「Dimensity 9500」もすでにVivo X300 Proの試作機でテストされ、401万1932点をマークしています。わずかな差ながら、Snapdragon 8 Elite Gen 5が頭一つ抜けた形となりました。
CPU・GPU構成と特徴
これまでの情報によれば、Snapdragon 8 Elite Gen 5は最大4.61GHzで動作するプライムコアを2基、さらに3.63GHzのパフォーマンスコアを6基搭載。グラフィックス面では1.2GHz駆動のAdreno 840 GPUを採用し、ゲーム性能やAI処理能力が大幅に向上すると見られています。
一方のDimensity 9500は、Armと共同開発した設計を採用。Cortex-X930を4基、Cortex-A730を4基というオールビッグコア構成を取り、次世代命令セット「SME2」にも対応することが確認されています。
最初に搭載するのはXiaomiとVivo
Snapdragon 8 Elite Gen 5を最初に搭載するのは、今月発表予定のXiaomi 16シリーズになる見込みです。また、MediaTek Dimensity 9500はVivo X300シリーズで初登場すると予想されています。いずれも9月末までに正式発表される予定です。
次世代モバイル性能競争の幕開け
Snapdragon 8 Elite Gen 5とDimensity 9500は、いずれも400万点超えのスコアを達成しており、スマートフォンの性能競争は新たなフェーズに入ったといえるでしょう。特にゲームや生成AI処理といった分野で、どちらがより快適な体験を提供できるのか、今後の実機レビューに注目が集まります。