
Vivoが10月に中国で発表予定の次期フラッグシップ「X300」シリーズ。その詳細が少しずつ明らかになってきました。今回、プロダクトマネージャーの韓博潇氏がX300およびX300 Proに関する新情報を公開し、X300 ProがAnTuTuベンチマークで驚異的なスコアを叩き出したことも話題となっています。
X300は「X200 Pro Mini」の後継機に
昨年は「X200 Pro Mini」「X200」「X200 Pro」の3機種が同時に登場しましたが、今年は「X300」と「X300 Pro」の2モデル構成になる見込みです。X300は「X200 Pro Mini」の後継機として位置付けられ、約6.3インチディスプレイを搭載するとされています。昨年存在した6.67インチサイズのモデルは今回は登場しない可能性が高そうです。
X300 Pro、AnTuTuで400万超えの新記録

特に注目を集めているのが「X300 Pro」です。Dimensity 9500を搭載した「衛星通信エディション」のAnTuTuスコアが公開され、その総合値はなんと4,011,932点。内訳はCPUが1,043,247点、GPUが1,510,982点、メモリが667,254点、UXが790,449点で、これまでの記録を大きく更新しました。フラッグシップ性能を求めるユーザーにとって、同機は大きな魅力となりそうです。
X300の主な仕様
X300には6.31インチのBOE製Q10 Plusパネルが採用され、8T LTPOに対応。1nitまで下げられるハードウェアレベルのアイプロテクション機能を備え、暗所でも目に優しい表示が可能です。認証は超音波式ディスプレイ内指紋センサーを搭載します。
カメラ構成は、200MPのSamsung HPBメイン、50MPのSony LYT-602潜望鏡型望遠、さらにSamsung JN5の超広角を加えたトリプル仕様になる見込み。フロントは50MPのAF対応カメラを搭載し、92度の広角視野や望遠マクロ撮影にも対応するとのことです。
また、USB端子は高速なUSB-C 3.2規格に準拠するとされ、転送や周辺機器接続の利便性も強化されます。
発表は10月、中国からスタートか
Vivo X300シリーズは10月に中国で正式発表される予定です。昨年を上回る性能と完成度で、再びフラッグシップ市場に強いインパクトを与えることになりそうです。