Googleの最新Pixelスマートフォン、Pixel 5。
SD765G搭載のミッドレンジながら全体的な評価は上々といった感じで、国内でも人気もまずまずといった印象です。
一方、このPixel 5では発売当初にディスプレイパネルと背面パネルとの間に隙間がある、という問題が複数報告され、国内でもちょっとした騒ぎになりました。
この問題は結局は防水・防塵性能への影響はなく「仕様」との公式コメントが出され、少なくとも実使用に影響の出る欠陥ではないことは明らかになりました。
しかし今回、Pixel 5でこれとは別のビルドクオリティに関する問題報告が増えていることが明らかになりました。
Pixel 5の背面に丸い変色部位
具体的には背面パネルの中央部分が円形あるいはリング状に変色する、という症状。
これはReddit上に報告されていたもので、指紋センサーと「G」ロゴの間にくっきりとリング状の変色部分が確認できます。
一方、以下は価格.comに投稿されていた国内ユーザーからのもの。
↓こちらはReddit上の別のスレッド上に投稿されていたもの。
これらはぱっと見では分かりにくいのですが、以下は上の画像の明度とコントラストを調整したもの。
ご覧のようにやはり1枚目と同じような位置に変色しているのが分かります。
充電コイルの「穴」が原因?
一方、以下のPixel 5の耐久度テスト動画からもわかるように、これはちょうどQi充電用のコイル部分にあたることが分かります。
Pixel 5のボディーはアルミ製の上に樹脂加工という構造ですが、このワイヤレス充電のコイル部分にだけはアルミに穴が開いており、樹脂仕上げとなっています。
そして今回変色が確認されているのはこの樹脂部分、ということに。
なお、この色の違いどの時点で発生するのかは現時点では不明です。
ただ、多くのユーザーは購入時点では気付かず、しばらく使っているうちに気づく、というケースが多いようで、この点から判断すると使用しているうちに変色するという可能性が高そう。
また、仕様にしては変色部分のムラが酷いようにも思えます。
一方、これが最初にはなかった変色だとしても「不良・欠陥」とは言い切れず、スキマ問題同様に「コスメ上の問題なので問題なし」という判断をされる可能性が高そうです。
ただ、他機種ではない問題が同機種だけで多く報告されること自体、欠陥ではなくとも製品品質という言う点で作りが甘いとは言わざる得ません。
(これ、iPhoneで同じことが起きていたらこんな騒ぎでは済まなかったと思います。)
Pixel 3/4シリーズのバッテリー膨張による背面パネル浮き問題といい、Pixelシリーズは何かと外装に関する問題が多いという印象はぬぐえません。
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