
ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」において、8月のセキュリティパッチを含むソフトウェアアップデート適用後、バイブレーション機能に異常が発生するケースがReddit上で報告されています。
「バイブレーションが弱く、ブーンという異音がする」
今回の投稿者は、アップデート適用直後からバイブレーションの感触が明らかに変わったと述べています。具体的には、通常の「深くしっかりとした振動」とは異なり、「振動が途切れ途切れで弱く、ブーンという異音が混じる」現象が発生。キーボード入力時や通知受信時、さらには画面ロック解除時など、システム全体にわたってこの異常振動が確認されたとのことです。
異音のサンプルとして録音された音声も公開されており通常とは異なる高音域の振動音が聞き取れるようになっています。
再起動で症状は一時的に解消 ─ しかし不安は残る
投稿者によると、端末を再起動したところ、バイブレーションの感触や音は元通り正常な状態に戻ったとのことです。しかし「今後、また同じ現象が再発するのでは」といった不安を感じており、同様の体験をしたユーザーが他にもいないか呼びかけています。
また、この現象が一時的なソフトウェアバグなのか、あるいはハードウェアに何らかの影響を及ぼす深刻な不具合の兆候なのかについても疑問を投げかけています。
一時的な不具合か、恒常的な問題か
Xperia 1 VIIでは、以前にも初期設定時のデータ移行中に再起動が発生する不具合が報告されており、先日配信された最新アップデートにはこの問題の改善が含まれているとされています。しかし、今回のような「バイブレーションに関する新たな現象」がアップデート後に確認されたことで、ユーザーの間では再びソフトウェアの安定性に対する懸念が広がりつつあります。
現在のところ、同様の症例が広範囲に報告されているわけではなく、個体差や一時的な不具合である可能性も考えられますが、もし再発や他ユーザーからの追加報告が続くようであれば、ソニー側に正式なフィードバックを行う必要があるかもしれません。
Xperia 1 VIIユーザーは、アップデート後の端末挙動に注意し、同様の症状が発生した場合は端末の再起動を試みるとともに、状況を記録しておくことが推奨されます。