サムスン、Galaxy Z Flip FEの価格戦略に疑問の声

サムスンが数日以内に正式発表すると見られる「Galaxy Z Flip FE」について、価格に関するリーク情報が注目を集めています。信頼性の高い情報筋によれば、この廉価版モデルの価格は、上位機種「Galaxy Z Flip7」と比べてわずかに安い程度にとどまる可能性が高いようです。

廉価版と言えない価格差?

テック業界の著名リーカーであるローランド・クアント氏がBlueSky上で明かしたところによると、Galaxy Z Flip FEはFlip7よりも約100ユーロ安い価格設定になるとのことです。Flip7自体が前モデルより100ユーロほど値下げされる見込みのため、結果的に両モデル間の価格差は縮小してしまう形になります。

ハードウェア面では、Flip FEは旧世代機であるFlip5やFlip6の部品を流用しているとされ、最新モデルFlip7と比べて見劣りする仕様になると予想されています。カメラは1200万画素のままで、チップセットもExynos 2400、メモリは8GB、ストレージは最大256GB、ディスプレイは120Hz駆動の折りたたみ式といった構成になる模様です。

モトローラとの差が浮き彫りに

一方、モトローラは今年から来年にかけて、エントリーモデルのRazr 60とハイエンドのRazr 60 Ultraの間で大きな価格差を設定する方針を取っています。これに対し、サムスンの今回の戦略は廉価版と上位機種の差別化が不十分との指摘が出ています。

実際、米国市場でGalaxy Z Flip FEが割引前価格899ドル程度で投入される場合、消費者からは「性能が大幅に劣るのに価格差が小さい」という不満の声が出る可能性もあります。

今後の展開に注目

サムスンは7月9日にGalaxy Z Flip FEを正式発表する見込みです。現状の情報が正しければ、発売後早い段階で大幅な値引きを行う可能性も指摘されています。近年のGalaxy S24 FEと同様、長期的な値引き戦略で売上を維持していく動きになるかもしれません。

折りたたみスマホ市場での勢いを保てるかどうか、サムスンの今後の動向に注目が集まります。

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