Snapdragon 8 Elite 2のエンジニアリングサンプルが登場──最大5.3GHz駆動の驚異的クロックも

Qualcommの次世代フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite 2」(コードネーム:SM8850)の実力をうかがわせるエンジニアリングサンプルが、オンライン上に出現しました。ピーク駆動5.3GHzという驚異的なクロックスピードも確認され、スマホ性能競争をさらにヒートアップさせる予感があります。


5.3GHz/4.8GHzの二つのサンプル

中国のリーカー@Olrak29_氏がTwitter(X)に投稿した情報によると、Qualcommの開発用リファレンスデバイス(QRD)でSM8850型番が二例見つかったとのことです。

  • エンジニアリングサンプルA:最大5.3GHz駆動
  • エンジニアリングサンプルB:最大4.8GHz駆動

5.3GHz版は「どこまでクロックを突き詰められるか」を試す試作機と見られ、実際の市販モデルはより抑えられた4.8GHz前後になる可能性が高そうです。


UFS 4.0&LPDDR5Xで高速ストレージ&メモリ

両サンプルともにUFS 4.0ストレージLPDDR5Xメモリを搭載。最先端プロセス(TSMC N3P)と相まって、アプリ起動やデータ転送、マルチタスク性能の大幅向上が期待されます。


Nuviaコア&Adreno GPUも大幅強化

Snapdragon 8 Elite 2は、Qualcommが吸収したNuvia社の第2世代コアを採用。さらにAdreno GPUも前世代比で約30%の性能アップが見込まれ、AI演算や高解像度ゲーミングなど、スマホで可能な処理領域を大きく広げるでしょう。


Apple A19 Pro/Dimensity 9500との直接対決へ

これまで単コア性能で後塵を拝してきたSnapdragonブランドですが、今回の大幅クロックアップとアーキテクチャ刷新により、Apple A19 ProやMediaTek Dimensity 9500との性能勝負に割り込む下地が整いつつあります。今後、Galaxy Z Fold 7や次期Pixelなど、フラッグシップ機への搭載発表が待たれます。

Snapdragon 8 Elite 2は、現行8 Elite比で単コア30%、グラフィック性能も30%向上とされ、市場での評価が大きく変わる可能性を秘めています。スマホ性能競争の次なるステージ到来に、改めて注目が集まります。

ソース

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