
Nothingは、同社の新型スマートフォン「Phone (3)」において、これまでシリーズの象徴的な存在だった背面のGlyph LEDライトを廃止すると発表していましたが、その代替機能についてついに正式な発表がありました。それが「Glyph Matrix」と名付けられた新しいドットマトリクスディスプレイです。
Glyph LEDに代わる「Glyph Matrix」とは?
Nothingによれば、Glyph Matrixはこれまでの点在するLEDライト群とは異なり、より高度なカスタマイズ性を備えたドットマトリクスディスプレイとなります。従来のGlyph LEDでは限られた点滅パターンしか表現できませんでしたが、Matrix形式のディスプレイであれば、通知アイコンやアニメーションなど、視覚的により多彩な表現が可能になります。
公開されたティザームービーを見る限り、このGlyph MatrixはPhone (3)の背面右上に配置されているようです。これにより、カメラユニットは従来の中央配置ではなく、左寄せになる可能性が高いと見られています。以前リークされたレンダー画像の信憑性にも影響が出そうです。
スペックとアップデート保証も明らかに
NothingはすでにPhone (3)の主要スペックの一部を公開しており、SoCにはQualcommの最新チップ「Snapdragon 8s Gen 4」を採用。さらに、Androidのメジャーアップデートが5回、セキュリティアップデートは7年間提供されることも明言しています。
これは長期的に端末を使いたいユーザーにとって非常に大きなメリットとなるでしょう。特にOSアップデートの保証期間において、Nothingは大手メーカーと肩を並べる姿勢を見せています。
発表イベントは7月1日にロンドンで開催
Nothing Phone (3)は、7月1日にロンドンで開催される特別イベントにて正式発表される予定です。このイベントでは、新型イヤホン「Nothing Headphone (1)」も同時に発表されると見られており、Nothingにとって重要なプロダクトライン刷新の場となりそうです。
ブランドの象徴であったGlyph LEDに別れを告げ、より進化した形でビジュアル通知の表現力を高めるNothing Phone (3)。その全貌が明らかになる発表会が今から楽しみです。