2025年6月13日、国内外のフォラム上にて、ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」に関する不具合報告が複数確認されました。主な内容は、カメラで撮影した写真に位置情報が正しく記録されないというものです。
撮影直後の1枚目で位置情報が付かない？
報告によると、カメラアプリを起動してすぐに撮影した写真において、位置情報（ジオタグ）が付与されていないケースが散見されています。また、位置情報が記録されたとしても、実際とは異なる誤った場所が記録されている例もあるとのことです。
「最初の1枚だけ位置情報がないことが多い」「カメラを起動してすぐに撮影すると、位置情報がまだ取得できていないようだ」といった声が目立ちます。
一方で、カメラアプリの位置情報権限を「常に許可」に設定し、カメラを完全に終了したうえで再起動して撮影した場合には、すべての写真に正しく位置情報が記録されていたという報告もありました。
状況によっては正常に動作する場合も
この不具合はすべての環境で再現するわけではなく、「数枚しか撮っていないが正確な位置情報が記録されていた」というユーザーも存在します。また、端末をしばらく使用していなかった状態（いわゆるスリープ状態）から起動してすぐに撮影した場合に発生しやすいという指摘もあります。
このため、「写真を撮る前に少し動かして端末をアクティブにしておくと、位置情報が正常に付くことが多い」といった実用的な対策もユーザー間で共有されています。
ソニーへの報告と今後の対応に期待
一部ユーザーはこの件をソニーのカスタマーサポートに報告しており、過去にはユーザーからの指摘を受けて、ソフトウェアアップデートで不具合が修正された事例もあるとのことです。
位置情報は「どこで撮影した写真か」を後から確認する際に非常に重要な情報であり、日常使いにおいて影響の大きい問題です。特に旅行やイベントなどでの撮影時には、記録の正確性が求められるため、早急な対応が望まれます。
また、同じスレッド内では「マナーモードが突然利用できなくなる」といった別の不具合の報告もあり、今後のアップデートによる全体的な安定性の向上に期待が高まっています。
