
中国での発表を終えたばかりの「OPPO Reno 14」シリーズが、まもなくグローバル市場にも登場しそうです。とくに上位モデルとなる「OPPO Reno 14 Pro 5G」のグローバル版が、ベンチマークサイトGeekbenchのデータベースに登場し、その性能の一端が明らかになりました。
Geekbenchに登場、MediaTekの最新SoCを搭載か
OPPO Reno 14 Pro 5Gのグローバルモデル(型番:CPH2739)は、Geekbench上でシングルコアスコア1581、マルチコアスコア6206を記録。プロセッサの構成は、最大3.25GHzの高性能コア1基に加え、3.00GHzのコアが3基、2.10GHzの省電力コアが4基という、8コア構成となっています。

さらに、GPUとして「Mali-G720 MC7」が搭載されていることから、MediaTekの最新チップセット「Dimensity 8450(仮称)」を搭載している可能性が高いと見られています。これは、今後のハイエンドAndroid端末でも採用が見込まれている注目のSoCです。

OSはAndroid 15、メモリは12GB搭載
今回のベンチマーク結果からは、端末がAndroid 15で動作していることも確認されました。これに加えて、12GB RAMという大容量メモリを搭載しており、ゲーミングやマルチタスク性能においても期待が持てそうです。
なお、今回確認されたのはあくまで1つの構成ですが、今後異なるメモリ容量のバリエーションが登場する可能性も考えられます。
eSIM対応や複数の認証も通過済み
OPPO Reno 14シリーズはすでに中国で発表されており、これに続いてグローバル版も順次登場する見通しです。すでに「Reno 14 5G」は、TDRA(アラブ首長国連邦)、GCF(国際認証)、TUV SUD、BIS(インド)、FCC(米国)といった各国・地域の認証を通過しています。
また、今回の「Reno 14 Pro 5G」もNBTC(タイ)、IMDA(シンガポール)、BISなどで確認されており、グローバル市場への投入は時間の問題と見られます。さらに、過去の報道では、両モデルともeSIMに対応するとの情報もあり、利便性の面でも一歩リードしています。
グローバル展開への準備が着々と進行中
今回明らかになったGeekbench上の情報は、OPPOがグローバル市場に向けてReno 14シリーズを本格展開する準備が整いつつあることを示しています。Android 15やDimensity 8450のような最新技術の採用により、性能面でも注目度は高まる一方です。
今後、正式な発表や発売日、カメラやディスプレイといった詳細スペックの開示も期待されます。インドをはじめとするアジア地域での早期展開が予想されるだけに、続報から目が離せません。