昨日発表されたFCNT(旧富士通)の新型arows、arrows We。
12月以降発売予定でスペック的にはエントリーモデルですが、auが8年ぶりに取り扱いするarrows、という点でもちょっと興味深いところ。
さらにこのarrows Weはドコモ、au、ソフトバンクの3社が取り扱いを発表しており、3キャリアが揃って同じarrows機種を取り扱う、というのもかなり久しぶりです。
カラーもキャリアによって異なりますがバリエーションが多く、結構「売る気」が感じられるモデルです(実際に売れるかは知りませんが)。
このarrows We、低スペックながら発表後のネット上での反応は好意的なものが多く、特に「親に持たせるのにちょうどいい」という声が多く聞かれます。
一方、同モデルにはクアルコムの5G通信対応チップとしては最下位クラスのSnapdragon 480 5Gと搭載しており、いくらユーザーの大半がメッセージアプリやメール、ウェブサーフィンを中心とした「ライトユーザー」でもやはりその性能は気になるところ。
というわけで今回はこのarrows Weに搭載のSD480と他の比較対象となる機種になるであろうAQUOS sense6 (sense5Gも)やXperia 10 IIIといった国内で取り扱われている機種に搭載されているSnapdragon 690 5Gとの性能比較をしてみました。
発表直後なので、当然このarrows Weのベンチマークスコアはまだ見つかっていませんが、同じSD480搭載の機種、Nokia G50、X20のGeekbenchでの性能は以下のような感じ:
シングルコアで500、マルチコアで平均1600ポイント台、といったところです。
一方、以下はドコモ版Xperia 10 III (SD690搭載) のベンチマークスコア:
そして以下はAQUOS sense5G (SD690搭載)のもの:
シングルコアでは70~80ポイントの差がでていますが、意外なことにマルチコアに関してはほとんど同じ性能、という結果が出ています。
また、似たような比較は過去にSD480搭載のRedmi 10 JEが発表された際にも行いましたが、この時もやはりSD480とSD690の差は大きくなく、GPU性能などについてはSD480の方が優秀かも、という結果すらでました。
もちろん、ベンチマークスコアが必ずしも端末の性能を正しく表しているとは限りませんが、少なくともこのarrows Weと他のSD690搭載機でそれほど顕著な差はなさそうです。
データ参照:Geekbench
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