Galaxy S23シリーズ、One UI 7アップデート後にバッテリー異常消耗の報告多数

Samsungが配信を開始したばかりの「One UI 7」アップデート後、Galaxy S23シリーズの一部ユーザーからバッテリー消耗の問題が報告されています。新機能に期待が集まる一方で、不安の声も広がっています。

One UI 7の新機能と波乱のスタート

今回のOne UI 7は、Android 15をベースに、ユーザーインターフェースの刷新と「Audio Eraser」などのGalaxy AI機能を搭載した大型アップデートです。しかし、配信開始直後から不具合が相次ぎ、一時的に配信が停止される場面もありました。現在は再開されていますが、アップデート後にバッテリーの減りが早くなったと感じるユーザーが続出しているようです。

RedditやSamsung公式フォーラムには、S23シリーズ(S23/S23+/S23 Ultra)を使用するユーザーから「軽いRedditやYouTubeの利用でも一日に何度も充電しなければならない」といった声が投稿されています。

すべてのユーザーに起きているわけではない?

とはいえ、全員が同じ問題に直面しているわけではありません。中には「バッテリー持ちが以前より良くなった」と報告するユーザーもおり、体感にばらつきが見られます。この違いの背景には、アップデート直後に一時的に発生するバッテリー最適化プロセスが関係していると考えられます。

Android端末では、大規模なアップデートのたびにバッテリー最適化設定がリセットされる傾向があり、端末が再びユーザーの利用パターンを学習するまで、数日から数週間かかることがあります。これは、アプリの使用頻度や画面点灯時間などをもとにシステムが省電力を最適化する仕組みのためです。

元通りのバッテリー性能に戻るのか?

今回のケースについても、Sammobileなどのメディアは「端末が再学習を終えれば、バッテリー消耗は改善されるだろう」と指摘しています。一部のユーザーからは「新品の時にも学習が必要だったのに、アップデートのたびにまたリセットされるのは納得いかない」といった不満の声も上がっていますが、これはAndroid端末全般に共通する課題ともいえるでしょう。

Galaxy S23シリーズが数週間以内に、以前のバッテリー持ちに戻るかどうかはまだ確実ではありません。ただ、過去の例を踏まえると、使用を続ける中で徐々に最適化が進み、以前と同等のパフォーマンスを取り戻す可能性は十分にありそうです。

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