
Oppoの新型スマートフォン「Reno 14 Pro」が、間もなく中国市場に登場すると見られています。最新情報によれば、パフォーマンス面で大幅な進化を遂げる可能性が高いようです。
Geekbenchに登場した「PKZ110」の正体
最近、Oppoの未発表モデル「PKZ110」が、ベンチマークサイト「Geekbench」に登場しました。当初の情報では、MediaTekのDimensity 8400チップを搭載しているとされていましたが、著名リーカーのDigital Chat Station氏は、実際にはさらに新しい「Dimensity 8450」が採用される予定だと伝えています。このモデルは、市場投入時には「Reno 14 Pro」として登場する見込みです。
なお、標準モデルとなる「Reno 14」にも同様にDimensity 8450が搭載される可能性があるものの、現時点では推測の域を出ておらず、さらなる続報が待たれています。標準モデルの型番についても、まだ明らかにされていません。
Dimensity 8450の進化ポイントとは?
Dimensity 8450とDimensity 8400は、CPUおよびGPU構成に大きな違いはないとされています。これは、過去のDimensity 8350と8300の関係に似ています。
参考までに、Reno 13および13 ProにはDimensity 8350が搭載されており、これはベースとなるDimensity 8300と基本構成は同じながら、「StarSpeed Engine」というゲーミング性能を強化する機能が加えられていました。これにより、消費電力の最適化、シーン切り替え時のスムーズさ、タッチレスポンスの向上などが実現されています。
Dimensity 8450も同様に、ゲーム性能の向上や全体的な操作レスポンスの最適化が期待されています。Geekbenchのスコア情報を見る限り、基本構成は8400と同じですが、StarSpeed Engineを改良することで、より快適な操作体験が提供される可能性があります。
Oppo、複数新製品を同時発表か
Reno 14シリーズは今月中に中国で発表される見込みですが、それに先駆けてDimensity 8450も正式発表される可能性が高まっています。
さらに、今回のリーク情報では、Reno 14シリーズに加えて、Oppoが新型イヤホン「Enco Clip」とタブレット「Pad SE」も同時に発表する計画があることが示唆されています。
「Pad SE」は、11インチのLCDディスプレイを搭載し、こちらも新しい「Dimensity G100」チップを採用予定。バッテリーは9,300mAhと大容量で、33Wの急速充電に対応するほか、厚さ7.39mm、重さ530gと、持ち運びやすさにも配慮された設計になっています。
期待高まるReno 14シリーズの正式発表
Dimensity 8450のパフォーマンス向上や、新製品の同時発表など、OppoのReno 14シリーズをめぐる動きは日に日に注目度を増しています。正式発表は目前に迫っており、今後の続報にも目が離せません。