
Motorolaのコストパフォーマンスモデル「Moto G Power」シリーズに、次期モデルとみられる「Moto G Power 2026」の情報が浮上しました。今回の情報は、米メディアAndroid Headlinesが独占で伝えたもので、デザインやスペックの一部が明らかになっています。
今年1月に発売されたばかりの「Moto G Power 2025」に続き、わずか数カ月で次世代モデルの姿が見えてきました。
モデルナンバー「XT2615-1」で確認
リークされた端末のモデル番号は「XT2615-1」。Motorolaのモデルナンバー体系に従えば、最初の2桁「26」が2026年モデルであることを示しており、その後の「15」が「Moto G Power」シリーズを指しています。末尾の「-1」は主にアメリカ市場向けモデルであることを意味しているようです。
ボディカラーには、PantoneとのコラボレーションによるPantone 431C(スレートブルー)が採用されています。深みのあるブルーグレーのような色味で、シンプルながら高級感も感じさせる仕上がりです。ただし、最近のMotorolaの一部モデルに見られるヴィーガンレザー仕様はこのカラーには採用されておらず、背面素材はガラス調のプラスチックになる見込みです。
とはいえ、今後他のカラーバリエーションではヴィーガンレザー仕様が登場する可能性もありそうです。
トリプルカメラ風デザインを継続
カメラまわりにも注目すべきポイントがあります。前モデル「Moto G Power 2025」では初めてトリプルカメラ風のデザインが採用されましたが、実際には三つ目のセンサーは環境光センサーでした。今回リークされた「Moto G Power 2026」でも、このスタイルが引き継がれているようです。
リアカメラには5,000万画素(50MP)のメインカメラを搭載し、光学式手ぶれ補正(OIS)にも対応すると見られています。サブカメラは800万画素の超広角カメラが引き続き採用される見込みで、カメラスペック自体は大きく変わらない可能性が高いと伝えられています。
発表時期とスペック予想
「Moto G Power 2025」は、2025年1月14日にCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)直後に発表されました。そのため、「Moto G Power 2026」も来年初頭の発表が有力視されています。ただし、場合によってはインドなどの海外市場で、2025年内に先行発表される可能性もあるとのことです。
現時点で予想されているスペックアップグレードとしては、搭載チップセットがDimensity 6300からDimensity 6400へと進化する見込みです。Dimensity 6400は6nmプロセスで製造され、2つのCortex-A76コアと6つのCortex-A55コアを備えた最新チップです。
バッテリー容量は前モデルと同様に5,000mAhを維持し、RAMも8GBを継続する見通しです。価格帯については、前モデルが299ドルで販売されていたため、これに近い設定が期待されますが、関税や市場動向によって変動する可能性も指摘されています。
次世代のバリューモデルに注目
コストパフォーマンスの高さで人気を集める「Moto G Power」シリーズ。今回リークされた「Moto G Power 2026」は、デザインの洗練、スペックの着実な進化を図りながらも、手頃な価格帯を維持することが期待されています。今後の正式発表に向けて、さらなる続報に注目です。