
任天堂が4月2日に予定している「Nintendo Direct」で正式発表されると見られているNintendo Switch 2ですが、その前にFCC(米国連邦通信委員会)のリストから新たな仕様が明らかになりました。これにより、次世代モデルの通信機能や一部のハードウェアに関する詳細が判明しています。
USB-Cポートは2つ搭載、充電の利便性が向上
FCCの登録情報によると、Nintendo Switch 2のモデル番号は「BEE-01」、左右のJoy-Conはそれぞれ「BEE-012」と「BEE-014」とされています。また、本体にはUSB-Cポートが2つ搭載されることが確認されました。上部と底部の両方にUSB-Cポートがあることで、充電の自由度が増し、使用環境に応じた充電方法を選択できるのが特徴です。

このデザインは、Lenovoの「Legion Go」のようなポータブルゲーミングデバイスを参考にした可能性があり、持ち運びやすさと利便性を両立させた仕様になっています。
Amiibo対応!NFC機能を引き続き搭載

Nintendo Switch 2はNFC(近距離無線通信)機能を搭載しており、Amiiboとの互換性を維持することが分かりました。RFID(無線識別タグ)は右側のJoy-Conに配置されているため、これまでと同様にAmiiboをかざすことで、ゲーム内で特別なアイテムを獲得したり、追加コンテンツを利用したりすることが可能です。
Wi-Fi 6を採用、次世代通信環境に対応
通信機能に関しては、Wi-Fiのアップグレードが行われており、Nintendo Switch 2はWi-Fi 6(802.11ax)に対応することが判明しました。ただし、より高速なWi-Fi 6EやWi-Fi 7には対応していないため、最新の通信規格を求めていたユーザーにはやや残念な点かもしれません。それでも、Wi-Fi 6は従来のWi-Fi 5(802.11ac)よりも通信速度と安定性が向上しており、オンラインプレイの快適さが増すことが期待されます。
ゲームカードの互換性も確保、充電仕様も判明
FCCの情報によると、Nintendo Switch 2は従来のSwitch、Switch OLED、Switch Liteと同じゲームカードを使用可能なことが確認されました。これにより、既存のSwitchユーザーも手持ちのソフトをそのまま楽しめる可能性が高いです。
また、充電関連の情報として、最大15Vの充電入力と20VのACアダプターが採用されることも明らかになっています。ただし、具体的な電流(アンペア数)は不明のため、前世代モデルと比較して充電速度が向上しているかどうかは現時点では不明です。
正式発表に期待が高まるNintendo Switch 2
Nintendo Switch 2は、USB-Cポートの増設、Wi-Fi 6の採用、NFC機能の継続搭載など、利便性の向上が見られるアップグレードが施されています。さらに、既存のゲームカードの互換性も確保される見込みで、現行Switchユーザーにも配慮された設計となっています。
4月2日に予定されている「Nintendo Direct」では、これらの仕様が正式に発表されると見られています。さらなる情報が明らかになることに期待しましょう。