サムスンが次期OS「One UI 8」の内部テストを開始したことが明らかになりました。これはAndroid 16をベースとするもので、従来のスケジュールよりも約2カ月早い段階で進められているとのことです。
One UI 8の開発、例年より前倒しでスタート
著名リーカーのTarun Vats氏によると、サムスンはすでに「One UI 8」の内部テストを開始しているようです。このテストは一般公開されておらず、現時点ではGalaxy S25向けに限定されているとのことです。
昨年のOne UI 7の初期テストが5月に確認されたことを考えると、今回のスケジュールは約2カ月前倒しとなります。実はOne UI 6のときも通常より2カ月早いペースで進められ、その際はスムーズなアップデート配信が実現しました。今回の動きも、ソフトウェアのリリースを安定させるための新たな戦略の一環なのかもしれません。
One UI 7はまだベータ版、S25シリーズのみ正式リリース
現在、One UI 7が正式リリースされているのはGalaxy S25シリーズのみです。それ以外のデバイスでは、Galaxy S24シリーズが昨年からベータテストを続けており、Galaxy Z Fold 6とFlip 6も最近になってベータ版の配信が始まったばかりです。
One UI 7の展開が遅れたことを考えると、One UI 8の早期テストは、今後のリリーススケジュールをスムーズに進める狙いがあると考えられます。
正式リリースはまだ先、ベータ版は年末頃か
One UI 8が一般ユーザー向けに提供されるのはまだ先の話ですが、過去の傾向から考えるとベータ版は12月頃に開始される可能性が高いでしょう。
サムスンはこれまで、One UIのアップデートスケジュールが大きく変動することが多かったですが、今回は計画的に進められている印象を受けます。今後の情報にも注目したいところです。
