Samsungの最新フラッグシップモデル「Galaxy S25シリーズ」が発売されたばかりですが、一部ユーザーから異常な発熱が報告されており、返品を検討する声も上がっています。発売前から懸念されていたこの問題が、実際にどの程度深刻なのかが注目されています。
今回は発熱問題の背景とユーザーの声、そして今後の対応について詳しく解説します。
発熱問題の原因は「Snapdragon 8 Elite」か？
Galaxy S25シリーズには、最新のSnapdragon 8 Eliteチップが搭載されています。このチップは前世代のSnapdragon 8 Gen 3に比べて約40％性能が向上しており、グラフィック処理やマルチタスク性能が飛躍的に向上しています。
しかし、この大幅な性能アップには副作用もあるようです。Snapdragon 8 Eliteは、他社のスマートフォンでも発熱が指摘されており、Galaxy S25シリーズも同じ問題に直面している可能性があります。
Samsungはこの問題に対応するため、S25シリーズに40％大型化されたベイパーチャンバー（冷却機構）を採用していますが、すべてのシチュエーションで発熱を完全に抑えられているわけではないようです。
ユーザーの声：「普段使いでも発熱が気になる」
Galaxy S25が発売された直後から、SNSや掲示板には発熱問題に関する報告が相次いでいます。特に無印モデルでの発熱が目立ち、軽い操作でも本体が熱を帯びるという声が多く見られます。
Redditでは、次のようなユーザーコメントが寄せられています。
「普段使っているだけなのに、本体が明らかに熱くなる。充電中はさらに温度が上がり、ケース越しでも熱が伝わる。」
「S24からの買い替えだったが、発熱が改善されていない。もし今月中にアップデートがなければ返品することを考えている。」
「ゲームはまだ試していないが、YouTubeやSNSを見るだけでも熱くなるのは本当に困る。」
中には「ケースを通しても熱を感じるほどの高温になる」という報告もあり、ユーザーの間で不安が広がっています。
初期設定時の発熱は通常だが、今回はそれ以上？
スマートフォンは購入後の初期設定時に発熱することがあるため、最初の数時間は多少の発熱があっても問題視されません。しかし、今回のGalaxy S25シリーズでは数日間使い続けても発熱が収まらないケースが多く報告されています。
これに対し、一部のユーザーは「通常の範囲内」と捉えていますが、長時間使うと本体が熱くなり続けるため、これが単なる初期現象とは言い切れないようです。
また、充電中の発熱も目立ちます。高速充電機能を使用する際、バッテリーが高温になるという報告が増えています。これはバッテリー寿命に影響を与える可能性があり、対策が急がれます。
発熱対策と今後のアップデートに期待
Samsungはまだこの発熱問題に対して公式な声明を発表していませんが、ソフトウェアアップデートで改善される可能性が高いと見られています。
もしGalaxy S25をお使いで、発熱が気になる場合は以下の対策を試してみてください。
- 充電中は放熱しやすい環境を確保する（高温多湿の場所を避け、カバーを外す）
- 負荷の高いアプリを避ける（特にゲームや動画編集アプリ）
- こまめに再起動する
また、Samsungが今後のアップデートで発熱対策を講じる可能性があるため、最新のファームウェアを定期的にチェックすることをお勧めします。
終わりに
Galaxy S25はその高いパフォーマンスが魅力ですが、初期ロットにはどうしても不安定な要素がつきものです。今回の発熱問題はまだすべての端末に共通する現象ではないものの、多くのユーザーが不満を訴えていることから、Samsungの早急な対応が望まれます。
