サムスンの最新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S25」シリーズの予約受付が終了し、すでにユーザーの手元に届き始めています。果たして、2025年もサムスンは前年と同じような好調なスタートを切れるのでしょうか?
期待を裏切る?Galaxy S25 Ultraの微妙な評価
GSMArenaが実施した最新のアンケート結果を見る限り、S25 Ultraに対する市場の反応は今ひとつのようです。昨年のS24 Ultraは、S23 Ultraを上回る販売台数を記録し、2024年のベストフラッグシップスマートフォンにも選ばれました。しかし、S25 Ultraに対する評価はそれほど熱狂的ではありません。
多くのユーザーが「S24 Ultraと比べて目立った進化が見られない」と感じており、価格の高さも不満の一因となっています。さらに、競合ブランドのフラッグシップ機と比較しても、S25 Ultraが特に優位性を持っているとは言えないという声も。
加えて、Android 15へのアップデートが遅れている点も不満を招いており、ソフトウェアサポートの充実がGalaxyシリーズの売りであることを考えると、これは手痛い評価と言えるでしょう。
最も影が薄いS25+と、新登場のS25 Edgeの行方
Sシリーズの「Plus」モデルは例年人気が伸び悩む傾向にありますが、S25+も例外ではなさそうです。さらに今年は、新たに「Galaxy S25 Edge」というモデルが数か月後に発売予定です。
ただし、今のところEdgeがS25+に大きな影響を与えるほどの存在感を示しているわけではなく、発売後の評価次第といったところでしょう。
意外なダークホース?無印Galaxy S25が高評価
一方で、驚くべき結果を見せたのが無印のGalaxy S25です。アンケート結果では、Ultraモデルよりも好意的な評価を集めています。
韓国のHana Securitiesのデータによると、サムスンは昨年、S24シリーズのうち無印モデルを1,210万台、Ultraモデルを1,580万台出荷しました。2023年のS23シリーズでは、無印モデルが1,050万台、Ultraモデルが1,360万台だったことを考えると、無印モデルの需要が徐々に増加していることが分かります。
果たして2025年は、無印Galaxy S25がUltraモデルの販売台数を超える年になるのでしょうか?それはまだ分かりませんが、今後の販売データを見守る価値は十分にありそうです。S25シリーズが市場でどのような動きを見せるのか、引き続き注目していきたいと思います。