
XiaomiのサブブランドRedmiから、新たなエントリーレベルのタブレット「Redmi Pad 2」が正式に発表されました。2022年に登場した初代Redmi Padの後継モデルにあたる本機は、スペック面では地味ながら着実な進化を遂げています。
90Hz対応の高解像度11インチディスプレイ
Redmi Pad 2は、解像度2560×1600ピクセルの11インチIPS液晶を採用し、リフレッシュレートは90Hzに向上。初代モデルと比べて動きの滑らかさが大幅に改善されています。最大輝度は600ニトに達し、明るい環境でも視認性が確保されています。

Helio G100 Ultraを搭載、性能は実質据え置きか
プロセッサにはMediaTekのHelio G100 Ultraを採用。このチップは事実上、前モデルで使用されたHelio G99のリネーム版とされており、性能面では大きな差はない見込みです。処理能力に過度な期待はできないものの、日常用途には十分なパフォーマンスを発揮すると考えられます。
RAMとストレージ構成も充実、最大2TBのmicroSDにも対応
構成は4GBまたは8GBのRAMと、128GBまたは256GBのストレージから選択可能。さらに、最大2TBのmicroSDカードに対応するスロットも備えており、拡張性は十分です。
カメラは最低限、5MPインカメラと8MPアウトカメラ
カメラ周りはエントリーモデルらしい仕様で、前面に5MP、背面に8MPのシングルカメラを搭載。ビデオ通話や簡単な撮影には対応できるレベルといえるでしょう。
9,000mAhの大容量バッテリーとHyperOS 2を搭載
バッテリー容量は前モデルから1,000mAh増量された9,000mAhとなっており、長時間の使用にも余裕があります。充電はUSB-C経由で最大18Wに対応。OSはAndroid 15をベースとしたHyperOS 2が採用され、最新のUI体験が可能です。
カラバリと価格、4G対応モデルも展開
カラーはグラファイトグレー、ミントグリーン、ラベンダーパープルの3色展開。Wi-Fiモデルは4GB+128GB構成が£169(約3万円)から、8GB+256GB構成が£219(約3.9万円)。一方、4G対応モデルは£219から£259(約4.6万円)となっています。
Redmi Pad 2は、低価格ながら日常的な使い勝手を意識した堅実なアップグレードを遂げた1台です。90Hzディスプレイや大容量バッテリー、最新OSといったポイントを重視するユーザーにとっては、選択肢として十分魅力的なモデルとなりそうです。