今度こそXperia Play 2? ソニーがPS5向け携帯型ゲーム機を開発中 ─ 任天堂スイッチに対抗か?

ソニーグループ株式会社が、PlayStation 5のゲームを外出先でもプレイ可能にする携帯型ゲーム機の開発を進めていることが分かりました。関係者によると、この新デバイスはニンテンドーの携帯ゲーム機市場に対抗することを目的とし、さらにマイクロソフトが試作中とされる携帯ハードウェアにも対抗する狙いがあるようです。

まだ構想段階、正式発表は未定

Bloombergが伝えた情報で、この携帯型デバイスのリリースはまだ数年先になる可能性があり、ソニーが最終的に市場投入を見送る可能性もあると関係者は述べています。この計画は、2023年に発売されたソニーの「PlayStation Portal」に基づいているようです。「PlayStation Portal」は8インチ画面を搭載し、インターネットを介してPS5のゲームをストリーミングプレイできるデバイスです。当初、Valve社の「Steam Deck」のような独立型デバイスとして構想されていたとのことです。

モバイルゲーミング市場への本格参入か

PS5のゲームを直接プレイできる携帯型デバイスを開発することで、ソニーのゲームソフトがより幅広いユーザーに届きやすくなる可能性があります。また、モバイルやPC向けゲーム、ライブサービス型タイトルへの進出を加速させているソニーの戦略とも一致しています。

ソニーの広報担当者はこの件についてコメントを控えていますが、モバイルゲームは現在、スマートフォンが業界収益の大部分を占める中で最も成長が期待される分野です。一方、任天堂の「ニンテンドースイッチ」は、携帯モードとテレビ接続モードの両方でプレイできるという汎用性で人気を博しています。2025年に発売が予想される次世代機は、既存のスイッチ向けタイトルとの互換性を維持するとされ、ユーザーによるアップグレード需要が見込まれています。

かつての携帯ゲーム機市場と今、そしてXperia Play 2?

ソニーとマイクロソフトは、かつて「PS Vita」や「PlayStation Portable(PSP)」などの携帯型ゲーム機で一定の成功を収めたものの、最終的には事業を終了しました。しかし、今回の計画が実現すれば、再び携帯型ゲーム市場での競争が加速する可能性があります。

また、ソニーは2011年に「Xperia Play」という横スライド式のゲームキー搭載のスマートフォンをリリースしており、同機種の後継機を望む声はいまだに少なくありません。

まだ先にはなりそうですが、ひょっとするとこの「ポータブル版PS5」がXperia Play 2、あるいは別名でもその位置づけでリリースという可能性も十分にありそうです。

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