Pixel向けTensor巡り元Google社員ら起訴 企業秘密窃取の疑い

米国で、GoogleのPixel向け独自チップ「Tensor」に関する企業秘密を不正に持ち出したとして、元社員2人を含む3人が起訴されました。米司法当局は、共謀や営業秘密の窃取、証拠隠滅など計14件の重罪で訴追しています。

問題となっているのは、Googleが自社スマートフォンPixelシリーズ向けに開発してきたTensorチップに関する情報です。

元社員2人とその関係者を起訴

起訴されたのは、元Google社員のサマネ・ガンダリ氏と、その姉妹でインターンとして勤務していたソロール・ガンダリ氏、そしてサマネ氏の夫モハンマドジャバド・コスラビ氏の3人です。

サマネ氏はGoogleでハードウェアエンジニアとして勤務しており、Tensor関連プロジェクトに関わっていた可能性があります。姉妹はその後、別のテクノロジー企業に転職。コスラビ氏も別の企業で働いていましたが、過去にGoogleへ複数回応募していたと報じられています。

なお、具体的にどの情報が持ち出されたのかは明らかにされていません。

Googleは発覚後すぐに当局へ通報

Googleは声明で、機密情報を保護するための対策を強化していることを明らかにしました。また、問題を把握した時点で速やかに法執行機関へ通報したと説明しています。

同社は「今回の起訴は説明責任を果たすための重要な一歩だ」とコメントし、今後も営業秘密の保護に努める姿勢を強調しました。

Tensorを巡る情報流出は過去にも

Tensorを巡っては、これまでも情報管理が注目されてきました。2024年には次世代Tensor G5や将来のTensor G6に関する内部資料が意図的に流出し、Googleが関係者を提訴する事態となっています。

独自チップはPixel戦略の中核を担う存在であり、AI処理やカメラ性能の差別化を支える重要技術です。それだけに、関連情報の流出は企業にとって大きなリスクとなります。

有罪なら最長20年の可能性も

今回の件で3人は複数の重罪に問われており、最も重い罪で有罪となった場合、少なくとも20年の禁錮刑に科される可能性があるとされています。

AIや半導体開発を巡る競争が激化する中、企業秘密の管理はこれまで以上に重要性を増しています。今回の裁判の行方は、テクノロジー業界全体にとっても一つの指標となりそうです。

ソース

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