ディスプレイ解像度が4K→2K+に、そしてアスペクト比が21:9→19.5:9へと仕様変更されることが確実視されている新型Xperiaフラッグシップ、仮称「Xperia 1 VI」。
先日、ESATO上のリーカーから、このディスプレイ変更の背景には「生産コスト」があるという情報がリークされていました。
しかし今回、仮にこの情報が事実だとしても、このXperia 1 VIの最終的な販売価格には反映されない可能性が出てきました。
いくつかの事実:
サムスン、アップル、ソニーのXPeria 1シリーズだけがサムスンのMシリーズパネルを使っています。ソニーはサムスンに自社のCMOSセンサーを安く提供することと引き換えにMパネルの供給を受けています。
Mシリーズは、XiaomiやVivoなどの他のブランドが使用しているEシリーズよりも優れたトップラインです。
ソニーが高品質のMパネルを維持するなら、4Kや21:9にかかわらず、まだ(次世代Xperiaの価格は)高価なままでしょう。
もし1IVでEパネルより低いパネルに落とされたら、残念だがソニー、くたばれ。
つまり、この文章から読み取れるのは、サムスンは基本的にこのMシリーズパネルは自社製スマートフォンとアップルにしか供給していない、ということ。
ただ、ソニーに対しては同社のCMOSセンサーを安価に供給することと引き換えに、例外的にMシリーズパネルを供給しているということだと思われます。
これ、条件付きのパネルとセンサーの一種の「物々交換」のようなものとも言えそうですが、なかなか興味深い裏話ですね。
なお、私はXperia 1シリーズにサムスン製パネルが搭載されていることは知っていましたが、このMシリーズパネルが一部メーカーにしか供給されていないということは初耳。
さらにこれがXperia 1シリーズに採用されているという事自体知りませんでした。
ただ、今回の情報によると、ディスプレイパネルにMシリーズのものを採用している限り、4K & 21:9かどうかとは無関係に端末価格は高いまま、とも。
となるとやはり今回のXperia 1 VIの価格、前世代の1 Vから大きく上がることはなさそうですが、良くて据え置き、といったところでしょうか。
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