国内では「5G元年」となった2020年。
ハイエンドスマホは全モデル、ミッドレンジモデルでもかなりの割合で5G対応モデルがリリースされました。
一方ここ最近、国内外のネット上の情報を見ていると、5G対応スマートフォンでの原因不明のバッテリー消費の報告をよく見かけます。
そしてこの問題、多くは「4Gと5Gの頻繁なネットワークの切替え」が原因となっていることが多いようです。
5Gが入るけど微妙、という場合は4G優先に
せっかくの5Gサービス。
5G電波圏内にいるのならば使いたいという気持ちは非常に良く分かります。
ただ、これでバッテリーの消費が異常に速くなったりするのであれば5Gは使わず4G通信だけに切り替えた方が良いことも。
Androidで5G通信をオフにする方法
- 「設定」アプリ→「ネットワークとインターネット」を開く
- 「優先ネットワークの種類」をタップ
- 「4G」を選択(機種によって表示が違いことがありますが、要は5G以外を選ぶという事です)
なお、この設定は「優先ネットワーク」を選ぶものなので、おそらく5Gが完全にオフになるわけではないと思われます。
ただ、現在のところ、国内で5G「だけ」が入るところというのはほとんどないはず。
よって、この設定にしておけば基本的には4Gオンリーの通信となるはずです。
(5G通信を完全にオフにして4Gオンリーにしたい場合はこちらをご覧ください)
ちなみによく、5Gは4Gよりも20%バッテリーを消費する、と言われています。
これは事実なのかもしれませんが、ここで取り上げているのは5G通信そのものがバッテリーを異常に消費する、ということではありません。
そうではなく、5G電波がきれいに入らない中途半端な環境にいると余計なプロセスが増えてバッテリーを消費する、ということです。
そしてそれだったらいっそのこと通信ネットワークを4Gのみにした方が良い、という理屈です。
バッテリー異常消費の原因はもちろん他にも原因がある場合もあります。
ただ、今回の方法で効果がなければ設定を元に戻せばよいだけのことなので、問題の切り分けの一歩としては意味があると思われます。
「4Gだけ」にした方が通信速度が上がる場合も
また、これは一部ユーザーからの報告なので確証はありませんが、優先ネットワークを5G→4Gに切り替えることで4Gの通信も速くなった、という報告が散見されます。
これは5G通信よりも4G通信の方が速い、という意味ではありません(環境によってはそういった報告もありますが)、5Gが優先されているとなぜか「4G通信の際の4Gの速度」までもが遅くなる、という現象で、はっきりとした原因は不明です。
ただ、上のバッテリー問題同様に効果がなければ設定を戻せばよいので、一度試してみることをお勧めします。
なお、この方法はXperiaやAQUOS、Galaxyまで5G通信対応スマホならば基本的にすべて共通だと思われます。
ただ、キャリアによって効果に違いが出る可能性はあるので、その点はご了承ください。
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