Galaxy S24とGalaxy S24 Ultraのベンチマーク比較-冷却システムの違いで優位な性能差?

サムスンの2024年フラッグシップ、Galaxy S24シリーズ。

国内でもドコモとauが無印のGalaxy S24と最上位モデルのGalaxy S24 Ultraを取り扱うことが確定しています。

しかし今回、このS24シリーズは同じSnapdragon 8 Gen 3搭載版モデルでも、S24とS24 Ultraではベンチマーク上の性能に違いがあることが明らかになりました。

以下はGeekbenchにおけるGalaxy S24とS24 Ultra(いずれもSD8Gen3搭載版)のベンチマークを比較したもの。

ご覧のように、S24のマルチコアスコアは5000ポイント台から6000ポイント台前半なのに対し、S24 Ultraのスコアは6000ポイント台後半が中心となっています。

実際、期近50回分のスコアの統計値をとってみると:

Galaxy S24Galaxy S24 Ultra
シングルコア平均値2092.262120.2
マルチコア平均値6368.986786.38

シングルコアのスコア差は誤差の範囲ともいえますが、マルチコアに関しては平均で約7%ものスコアの差
これは統計的にも十分優位な差と言えると思います。

ちなみにこのような性能差は昨年のGalaxy S23とS23 Ultraの間でも見られ、その理由についてははっきりとしたことは分かっていません。

ただ、S23シリーズではUltraのみがベイパーチャンバーを搭載しており、冷却システムの違いがCPUスロットルの度合いに影響。結果、ベンチマーク性能にも違いがでているのでは?という説もありました。

なお、今回のS24シリーズはExynos 2300搭載の無印のS24やS24+の展開地域が以前よりも拡大されるといわれていますが、今のところ国内版モデルはSnapdragon版となる模様です。

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