Snapdragon 8 Gen 4の一部スペックがリーク、高効率コアは廃止でコア構成は「2+6」に

クアルコムの次世代フラッグしぷモデル向けのチップセット、と言えばSnapdragon 8 Gen 3。

すでに公式発表済みの機種もあれば未発表の機種もありますが、Geekbench上には中国メーカーを中心に複数の同チップ搭載機種のスコアが登場しています。

そんな中、早くもこのSD8Gen3の後継チップ(発表自体は来年秋だと思われます)の情報がリークされていました。

有名リーカー、Digital Chat Station氏からの情報で、まず、Snapdragon 8 Gen 4はこれまでの情報通り、TSMCの3nmプロセスで製造され、そのコードネームは「Sun」とのこと。

興味深いのはそのコア構成で、同氏によると、この次世代チップセットは2つのプライマリコア「Phoenix」と6つの高パフォーマンスコアを持つオクタコアCPUになるとのこと。

つまり、Snapdragon 8 Gen 4では省電力を特徴とする高効率コアが完全に廃止されることになります。

高効率CPUコアは通常、軽いワークロードを処理するための電力効率に優れたコアで、理論的にはバッテリー持ちに重要とされています。
よって、クアルコムがフラッグシップ・チップセットからこの高効率コアを廃止するというのは、かなり大きな変化。

ただ、クアルコムはここ数年で高効率コアの数を減らしてきたのも事実で、Snapdragon 8 Gen 2では、高効率コアは前チップでの4つから3つに、そして最新のSnapdragon 8 Gen 3は、3コアから2コアに減らされています。

ちなみにSnapdragon 8 Gen 3のライバルチップ、Dimensity 9300も今回、高効率コアのないチップセットとしてちょっとした話題に。

ただ、Mediatek自身はこのチップセットは電力効率が前チップと比べて最大20%程度向上しているとうたっています。

よって、高効率チップがない=バッテリー効率が悪い、とは限りませんが、こればかりは実装されたモデルのユーザーからの評価を見てみないと何とも言えないような気もします。

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