ここ最近、最新のXperia 1 IV/5 IV/10 IVやACE IIIから、Xperia 1 IIや5 IIといった比較的古い機種まで、かなり広範囲のXperiaスマートフォンで「Androidシステム」が異常にバッテリーを消費し、これが原因で過剰な発熱やフリーズといった問題を引き起こしている、という報告をよく見かけます。
一方、「Androidシステム」といってもこれは基本的にOS全体、そして一部のGoogleのプリインアプリなども含むので、具体的に何が問題なのかを特定するのは非常に難しい、という実情があります。
しかし今回、このXperiaで多発中のAndroidシステム電池異常消費は「Google開発者サービス」が原因である可能性が高くなってきました。
国内外の複数のユーザーからの報告として、一連のAndroidシステム起因のバッテリードレインは以下の方法で改善する、とのこと。
XperiaのAndroidシステム電池異常消費の対処法
【Google Play開発者サービスのキャッシュ削除】
[設定] > [アプリ] > Google Play開発者サービス > [ストレージとキャッシュ] > [キャッシュを消去] > [OK]
【Google Play開発者サービスのデータをすべて削除】
[設定] > [アプリ] > Google Play開発者サービス > [ストレージとキャッシュ] > [ストレージを消去] > [OK]
【Google Play開発者サービスのアップデートのアンインストール】
[設定] > [アプリ] > Google Play開発者サービス > 面右上のオプションメニュー(縦に3個の点)をタップ > 「アップデートのアンインストール」をタップ
これら3つが終わったら最後に端末を再起動します。
もちろん、Androidシステムの電池異常消費のすべてがGoogle開発者サービス起因とは限らないので、すべてのケースで症状が改善するとは限りません。
ただ、経験上Androidシステムが異常にバッテリーを使用している場合、7~8割はこのGoogle開発者サービスに対する一連のリセットで症状は改善します。
また、今回の対処法では今回のこれといった不具合などは起きないはず。
(一部のGoogle系サービスで再ログインを求められることはあると思います)
Androidシステムによるバッテリードレインが顕著な場合はまずこの方法をお試しください。
コメント
毎回記事を楽しみにしてます。
本記事の修正方法とは別に不具合が解消したので報告します。
[設定]→[デバイス情報]→[Androidバージョン]→[Google Play システム アップデート]
で[2023年2月1日]に更新し、再起動したらバッテリーの発熱・異常消費が治まりました。
自分の端末(Xperia 5 II)だけかもしれませんが報告です。