Snapdragon 8 Gen1はやはり相当な駄作だった？ほぼ同スペックのSD8+Gen1 ダウングレード版が採用

Snapdragon 8 Gen1のアップグレード版として展開されているSnapdragon 8+ Gen1。

今年後半リリースの大半のモデルに搭載されているチップセットですが、今回、同チップセットに「低周波数版」が存在することが確認されました。、

以下はOppo公式のReno9シリーズのティザー画像の一つ。

「ダウングレード版」や「低クロック版」といった記述はありませんが、「軽くてパワフル」というコピーからすると通常のSnapdragon 8+ Gen1からはダウングレードされていることが伺えます。

このOppo Reno 9 Pro+に搭載されるチップセットについては、少し前にもGeekbench上で発見されていましたが、今回の情報で確定情報になったといって良いと思います。

また、同モデルのAntutuベンチマークスコアも発見。

つまり、スペック上ではレギュラーのSnapdragon 8 Gen1と今回のSnapdragon 8+ Gen1の低周波版はほとんど変わらない性能のはず。

よって、今回の低周波数版はSnapdragon 8 Gen1のアップグレード版のダウングレード版を出す、という一見意味不明なことにようにも思えます。

ただ、SD8Gen1→SD8+Gen1ではクロックスピードだけでなく、ファウンドリがサムスンからTSMCへ移ったという重要な変更点もあります。

今回のOppoの動き、評判の悪いサムスン製SD8Gen1を避け、スペック的にはほぼ同じながらより問題の少ないTSMC製のSD8+Gen1のダウングレード版を使う、という選択をしたようにも思えます。

これはある意味SD8Gen1がよほど避けたいチップと化しており、かなりの「駄作」だったことを示しているようにも思えます。