本日発表されたクアルコムの新世代SoC、Snapdragon 8 Gen2。
同チップセットを搭載した機種は正式発表前からいくつかGeekbench上でベンチマークスコアが発見されており、そのうちの一つがサムスンの次世代フラッグシップ、Galaxy S23シリーズです。
しかし今回、このGalaxy S23シリーズに搭載のSD8Gen2がレギュラーのSD8Gen2とは一部仕様が異なる可能性が指摘されていました。
以下は有名リーカー、Ice Universe氏からのツイート。
Snapdragon 8 Gen2の公式スペック上のコア構成はプライムコアx1、2.8GHzの高性能コアx4、2.0GHzの高効率コアx3ですが、発見されているGalaxy S23シリーズのベンチマーク上に表示されているSD8Gen2のプライマリコアのクロックスピードは3.36GHzとなっており、これは公式スペックよりも0.16GHzクロックアップされたスピード。
実際、Geekbench上で確認してみると:
Galaxy S23 Ultra↓
Vivo X90 Pro+↓
確かに、同一チップ搭載のGalaxy S23 UltraとVivo X90 Pro+でプライマリコアのクロックスピードが異なるのが確認できます。
そのため、同氏は以下の2つの可能性を指摘しています:
- サムスンが高周波バージョンのSD8GGen1を独占
- これはサムスンの初期テストに過ぎず、後続は3.2GHzになる
一方、同氏は以下のような指摘も:
Snapdragon 8 Gen2の型番はSM8550-ABなので、SM8550-ACも存在。そしてこのACの方がサムスン独占のクロックアップ版Snapdragon 8 Gen2では?という可能性。
もし本当にサムスン独占のクロックアップされたSD8Gen2が存在するとすれば、これはGalaxy S23シリーズにとっては結構なセールスポイントとなりそうですね。
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