ソニーが先月初めに正式発表した新型Xperiaハイエンドモデル、Xperia 5 IV。
日本国内ではドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの国内キャリア4社がすべて取り扱うこととなり、キャリアに特にこだわりのない方は価格や条件を見て決める予定、という方も多いのではないでしょうか。
一方、このXperia 5 IVはキャリアによって展開カラーバリエーションだけでなく、LTEおよび5Gの対応周波数にも微妙な違いがあり、購入キャリア以外の回線での使用も視野に入れているユーザーにとってはこの対応バンドの違いも重要な要素の一つ。
一方、現時点で対応周波数を公式スペック上で公表しているのは楽天モバイルとソフトバンクだけで、ドコモとau版は未公開。
ただ、ソフトバンク版Xperia 5 IVの対応バンドは兄弟モデルのXperia 1 IVと全く同じなので、ドコモ・au版に関してもおそらく1 IV同様の対応周波数になるとみて良いと思います。
というわけで今回は、ドコモ版とau版Xperia 5 IVの対応周波数もそれぞれのXperi 1 IVと同じ、という仮定で4キャリアのXperia 5 IVのLTEおよび5Gの対応周波数を一覧にしてみました。
Xperia 5 IVの国内キャリア版4G対応周波数一覧
LTEバンド | SO-54C docomo | SOG09 au | A204SO Softbank | XQ-CT44 楽天モバイル |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
8 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
11 | – | 〇 | 〇 | – |
18 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
19 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
21 | 〇 | – | – | 〇 |
26* | – | 〇 | – | 〇 |
28 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
41 | 〇 | – | 〇 | 〇 |
42 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
4Gでは、国内で使用されている12バンドのうち、ドコモ・au・ソフトバンク版はそれぞれ10バンドに対応ですが、楽天モバイル版のみが11バンド対応。
具体的に言うと、楽天モバイル版で非対応のバンドはバンド11だけで、これはauでもソフトバンクでもかなり重要性は低い周波数帯域といわれています。
また、楽天モバイル版はバンド21に対応し、ドコモの周波数には完ぺきに対応しており、この点はポイントが高いと思います。
なお、以下はdocomo、au、Softbank、楽天モバイルの各キャリアが使用しているバンドを一覧にしたもので、重要なバンド、もしくはプラチナバンドは太丸としています。。
docomo | au | Softbank | 楽天 | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
8 | 〇 | |||
11 | 〇 | 〇 | ||
18 | 〇 | 〇 | ||
19 | 〇 | |||
21 | 〇 | |||
26 | 〇 | |||
28 | 〇 | 〇 | 〇 | |
41 | 〇 | 〇 | ||
42 | 〇 | 〇 | 〇 |
いずれのキャリアのモデルも他社の重要バンドに対応していますが、物理SIMとeSIMのデュアル運用で異なるキャリアの回線を使う、という場合では楽天モバイル版のXperia 5 IVが一番適している、といえるのではないかと思います。
なお、先述のようにドコモ版とau版のXperia 5 IVの対応バンドはまだ公式には未発表で、100%確実ではありません。今後、これらのキャリア版のXperia 1 IVの対応バンドが正式発表され、何らかの違いがあれば改めて記事を更新します。
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