Pixel 7に搭載の「Tensor G2」の中身、CPUは前チップから据え置きと判明

来月発表予定の新型Pixel、Pixel 7およびPixel 7 Pro。

これらに搭載されるチップセットとして注目されているのがGoogle純正チップセットとしては2代目となる「Tensor G2」です。

そして今回、このTensor G2の「中身」に関する新情報が出てきました。

GSMArenaが伝えたもので、これによるとまず、Pixel 7シリーズに搭載される新チップセット「Tensor G2」は初代のG1と同様にX1、A76、A55のCPUコア(2+2+4構成)を据え置き搭載する、とのこと。

従来と同じCortex-X1コア(注:10進数3396=16進数0xD44) 従来と同じCortex-X1コア(注:10進数3396=16進数0xD44

一方で、Tensor G2は、Samsungの4nmプロセスで製造されると伝えられており(オリジナルチップはSamsungの5nmファウンドリから)、これによりCPUクロック速度はアップ。以前当サイトでもお伝えしたGeekbenchのベンチマークスコアによると、2つのCortex-X1コアのクロックスピードは50MHz引き上げられ2.85GHzに、2つのCortex-A76コアは100MHz引き上げられ2.35GHzになっているとのことです。

つまり、CPUに関していえば、Pixel 7シリーズのチップセットは据え置きながら、クロックアップされたものが搭載、ということになります。

また、このクロック速度の向上により、同チップ性能のベンチマーク上のマルチコアの性能は10%程度アップ。ただ、シングルコアはほとんど向上しない模様です。

一方、GPUは初代G1に搭載のMali-G78 MP20からDimensity 9000にも搭載されているMali-G710に変更
ARMによると、この新しいGPUは、グラフィックスレンダリングでG78より20%高速化、さらに電力効率は20%効率が良く、機械学習タスクでも35%高速になるとしています。

さらに、このチップセットにはNR Release 16をベースにしたサムスンの新しいS5300 5Gモデムが搭載されると伝えられています。(G1にはRelease 15搭載)

ソース:GSMArena

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