ソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 IV。
Xperia 1 IIIなど過去のXperia 1シリーズからの最大の進化点の一つと言われているのがディスプレイです。
過去に「暗い」と言われることが多かった同シリーズの画面ですが、今回の1 IVでは最大輝度が大幅にアップ。屋外でも見やすくなったと好評です。
その一方で、ユーザーが増えるにつれてこのXperia 1 IVのこのディスプレイに関する不具合が疑われる症状が増加していることが判明しました。
スリープ復帰時に画面が真っ暗、もしくは一部しか点灯しない
具体的にはスリープ復帰時に指紋認証をしても画面が真っ暗なままで点灯しない、という症状。
このユーザーの場合は画面が正常に点灯するまでに砂嵐のような横線が入ったりする、とのこと。
また、最終的には画面は点灯するようですが、かなり時間がかかる模様で、再起動をしないと何度でも同じ症状が繰り返されるようです。
さらに同様の症状はTwitterにも数件挙がっています。
症状は微妙に異なるものもありますが、共通点としてはスリープ復帰時(画面点灯時)にディスプレイ全体、あるいは大部分が真っ暗、という点。
価格.com、Twitter、5ちゃんねるなどで報告が見られ、同じ症状とみられる事象は合わせて7~8件といったところ。
問題がない個体もあり、私の端末では発生していないので、ディスプレイの設定などが関係している可能性もありそうです。
また、一昔前のスマホではスリープ復帰時に画面が真っ暗なままフリーズする「スリープ死」という不具合が度々報告されていましたが、今回の症状はシステムのフリーズ、というわけではなさそう。
ただ、症状的にはスリープ「仮死」とも言えるのかもしれません。
症状の異なる画面不具合報告も
また、スリープ復帰時ではないようですが、一部で暗い色合いを表示しようとすると画面が緑色に変色する「緑画面」問題も一部で報告されています。
アップデートで改善?
いずれも症状を見ている限りではソフト的なバグっぽいので、おそらくアップデートで改善されるとは思われますが、ハード的な問題に起因する可能性もゼロではありません。
購入済の方は早めに購入元に問い合わせを。未購入の方は次回アップデートで改善するかなどを見極めた方が賢明かもしれませんね。
ちなみに先日お伝えしたように、海外版の一部のXperia 1 IVには最初のアップデートが提供済みで、これにより望遠カメラで撮影した画像がぼやける、という問題が修正されている模様。
この症状は国内でも複数報告が上がっており、キャリア版にも近々、これと同世代のファームウェア・アップデートが提供されると思われます。
ひょっとすると一連の画面不具合についてもこのアップデートで改善、という可能性もありそうです。
ソース:価格.com、Twitter
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