
Xiaomiが展開を進めている最新OS「HyperOS 3」ですが、一部端末で深刻な不具合が報告されたことを受け、同社は「Xiaomi 12T Pro」向けアップデートの配信を一時停止したことが明らかになりました。現在、問題の修正に向けたアップデートが準備されているとみられています。
今回の問題は主にメディア再生やアプリの動作に関するもので、特定の条件下で端末がフリーズしたり、アプリが強制終了するケースが報告されています。
Netflix再生時にフリーズする不具合
最も深刻とされているのが、NetflixでDolby VisionやDolby Atmosのコンテンツを再生した際に発生するフリーズ問題です。
この不具合では、動画再生中に画面がオレンジ色のまま固まり、端末が操作不能になるケースが確認されています。原因は、HyperOS 3のシステム内にあるDolbyのセキュアデコーダーとNetflixアプリの互換性問題とみられています。
この問題が確認されているのは、Xiaomi 12T Pro向けのHyperOS 3バージョンOS3.0.1.0.VLFMIXMです。Xiaomiはこのバージョンの配信を停止しており、修正を含む次期アップデートOS3.0.2.0.VLFMIXMの配信を予定しています。
なお、暫定的な対処方法としてはNetflixアプリを一度アンインストールし、再インストールすることで改善する場合があるとされています。
Google Keepがクラッシュする問題
もう一つ報告されているのが、メモアプリGoogle Keepの強制終了問題です。
この不具合では、新しいメモを作成または保存しようとした際にアプリが突然終了してしまうことがあります。テキストメモ、音声メモ、画像メモなど、さまざまな形式で同様の問題が確認されています。
原因は、旧来のシステムアプリフレームワークとHyperOS 3の新しい構造との互換性にあるとされています。
この問題は以下の機種で確認されていました。
・Xiaomi 12T Pro
・Xiaomi 12
・Xiaomi 12 Pro
・POCO F5 Pro
現在は、HyperOS 3の最新バージョンにアップデートし、Google PlayストアからGoogle Keepを最新バージョンへ更新することで解消できるとされています。
端末が突然シャットダウンする報告も
さらに、Xiaomi 12T Proでは端末が突然シャットダウンするという報告も一部で上がっていました。
この問題の詳細な原因は公表されていませんが、開発チームが調査を進めた結果、現在は修正が行われたとされています。
Xiaomiは配信停止で影響拡大を防止
今回のような問題を受け、Xiaomiは対象バージョンの配信を迅速に停止しました。ユーザーへの影響拡大を防ぐための措置とみられます。
同社はユーザーからのフィードバックをもとに問題の分析を進めており、修正を含む新しいアップデートを順次配信する予定です。特に12T Pro向けには、メディア再生関連の不具合を修正したアップデートが近く提供される見込みです。
HyperOS 3はXiaomiのエコシステム強化を目的とした重要なOSですが、今回の事例からも分かる通り、大規模アップデートでは初期段階で予期せぬ問題が発生するケースも少なくありません。今後のアップデートによって安定性がどこまで改善されるのか、引き続き注目されます。


