Android 11アップデートといえば、XperiaやGalaxy、AQUOSなど、国内でもだいぶ提供済みの機種が増えてきたという印象ですが、それに比例して増加しているのがアップデート後の不具合。
特にXperia 1 IIやXperia 5 IIではアップデート後にベンチマークスコアが大きく下がるといった症状や、動作全体がもたつくようになった、という報告が複数挙がっています。
この問題、はっきりとした原因は不明ですがどうやらAndroid 11で大きく変更された各アプリに対する権限の取り扱いが関係しているよう。
そして今回、この一連のパフォーマンス低下の一応の対処法が発見された模様です。
まずはアプリの設定をリセット
これにより、まず、全てのアプリの権限をリセット(不許可)にします。
- 設定アプリを開く
- [アプリと通知] をタップします
- [アプリをすべて表示]
- 画面右上隅にあるメニュー(縦3つドット) をタップ
- [アプリの設定をリセット]をタップ。
これを行ってもアプリのデータは消えませんが、アプリの一部設定や権限はすべてリセットされます。
よって、リセット後にアプリを使う場合は再度権限の許可が必要となります。
「アプリが使用されていない場合に権限を削除」をオフに
次に、Android 11で追加された「アプリが使用されていない場合に権限を削除」という項目をオフにします。
Android 11ではこの項目をオンにしていると、一定期間使用されていないアプリの権限が自動的に剥奪されてしまいます。
また、それだけなら良いのですが、一部のAndroid 11ではここで何らかのグリッチが発生し、余計なプロセスや負荷をかけているケースがある模様。
方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリと通知]」をタップ
- 変更するアプリをタップ。アプリが見つからない場合は 「アプリをすべて表示]」または 「アプリ情報」 をタップ
- 「権限]」をタップ
- 「アプリが使用されていない場合に権限を削除」のトグルをオフに
- グレーアウトして変更できないアプリを除き、同じ手順ですべてオフに
- 終了したら端末を再起動
なお、この作業は今のところ一括変更する方法はないようで、インストールしているアプリが多い場合、かなり面倒です。
ただ、とりあえず良く使うアプリ、常にバックグラウンドで動いているアプリだけでもオフにすることで効果はある模様です。
なお、ここではXperiaについてですが、どうやらこの方法はAndroid 11アップデートをしたGalaxy S20シリーズやS10シリーズでも効果がある模様で、海外でもAndroid 11アップデート後の不具合改善方法の第一ステップとして紹介されているケースも増えています。
アプリを使用する際に権限の許可を聞かれると言う面倒な部分はありますが、一時的なもの。
是非一度お試しください。
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