ロシア製のスマートフォン、AYYA T1という機種をご存知でしょうか?
同国の国営企業「ロステフ」の子会社である「スマルトエコシステマ」が開発したスマートフォンで昨年10月に発売されました。
しかしこのロシア初の国産機の売れ行きがかなり不調なようです。
ロシアメディアのКоммерсантъが伝えたもので、これによると同国での2022年第1一四半期におけるAYYA T1の売上台数はわずか370台だった、とのこと。
このAYYA T1、ロシアの国産スマホとしては初めてのモデルのようで、OSにはAndroid 11ベースの独自OS、”Aurora”を搭載し、6.5インチ、チップセットはHelio P70、RAMは4GB、ストレージは64GB、バッテリー容量は4000mAh。
カメラは12MP+5MPで指紋認証も搭載。
決してハイスペックではありませんが、エントリーモデルモデルとしてはごく標準的な仕様です。
ちなみにロシアではウクライナ侵攻以降、iPhoneやXperiaなど、複数の海外ブランドが販売を停止。
スマートフォン全体の売り上げが激減する中、ロシア政府は濃く見人に対してこのAYYA T1の購入を推奨していると言われています。
それにもかかわらず370台って…
このモデル、おそらくロシア国内でしか販売されていないと思われるので、グローバル展開している他のメジャーブランドと比較することはできません。
ただそれでもロシアの人口は1.44億人なので、やはり370台というのはあまりにも悲惨な売れ行きです。
一方、日本で最近話題となった「悲劇のモデル」といえば「BALMUDA Phone」。
同モデルが結局どれくらい売れたのかは不明ですが、さすがに3ケタ台ということはないように思えます。
一方、今のところ中国メーカーのスマートフォンは以前と変わらず販売されているので、今後、ロシアでのスマホシェアは中国勢が拡大することになりそうですね。
ソース:Коммерсантъ
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