Android 13に搭載の新機能「バックグラウンドでの過度なバッテリー使用」通知

昨晩リリースされたAndroid 13の「開発者向けプレビュー版 2」。

開発者向けプレビューのリリースペースからするとAndroid 13はやはり例年より早めのスケジュールでリリースされそうですね。

さて、今回そんなAndroid 13に搭載されるであろう新たな機能が発見された模様です。

具体的にはバックグラウンドでバッテリーを過剰に消費しているアプリに対するAndroid 13のシステム通知で:

Android 13では、アプリが24時間の間にデバイスのバッテリーを大量に消費した場合に表示されるシステム通知が導入されています。この新しい通知は、ターゲットSDKのバージョンに関係なく、Android 13で動作するデバイス上のすべてのアプリに表示されます。

要はシステムが24時間のバックグラウンドアプリの消費電力を監視し、「異常」と認められるものがあれば通知を出す、というもの。

アプリの電力使用量をモニタリングして異常消費しているアプリを知らせてくれる機能をネイティブ搭載搭載しているメーカーは複数あります。
また、サードパーティーアプリでも同様の機能を持ったものはたくさんありますが、Android 13ではその機能がOSレベルでサポートされる、ということに。

また、この機能については次のような説明も:

アプリがフォアグラウンドサービスに関連する通知を表示しているときに、システムがアプリの高いバッテリー使用量を検出した場合、システムはユーザーが通知を破棄するか、フォアグラウンドサービスが終了するまで待機し、アプリがデバイスのバッテリーを大量に消費し続ける場合にのみ通知を表示します。

また、フォアグラウンドで稼働しているアプリに関しても長時間稼働している(24時間以内に20時間以上)もに関しては「長時間バックグラウンドで実行されています。タップして確認してください」といった内容の通知が表示されるようになるようです。

ただし、以下のアプリはバッテリー消費量のモニタリングの対象外とのこと:

  • システムアプリおよびシステムバインドアプリ
  • コンパニオンデバイスのアプリ
  • デモモードの端末で動作しているアプリ
  • デバイスオーナーアプリ
  • プロファイルオーナーアプリ
  • 永続的なアプリ
  • VPNアプリ
  • ROLE_DIALERロールを持つアプリ
  • ユーザーがシステム設定で明示的に「無制限」な機能を指定したアプリ

つまり、Google PlayストアやWebview、Google Play開発者サービスといったシステムアプリは開始の対象外になるとのこと。

これらのアプリはAndroidスマートフォンで異常バッテリー消費の原因として上げられる「常連」でもあります。
そういった意味で、これらのアプリが対象外になってしまうというのはある意味一番重要な機能を果たさないとも言えそうです。

ソース・画像:9TO5Google

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