2025年スマホ生産は12.5億台、AppleとSamsungが同率首位 2026年は10%減の見通し

市場調査会社のTrendForceは、世界スマートフォン市場に関する最新レポートを公開しました。それによると、2025年の世界スマートフォン生産台数は約12億5400万台となり、前年から約2.5%の増加となりました。メーカー別ではAppleとSamsungがほぼ同水準の生産台数となり、世界首位を分け合う結果になっています。

2025年は中国需要と年末商戦が市場を後押し

TrendForceによると、2025年前半のスマートフォン市場は中国政府による補助金政策が需要を刺激しました。後半は例年通りの年末商戦が生産拡大につながり、年間の生産台数は約12.5億台規模に達しました。

特に2025年第4四半期は、Appleの新型iPhoneシリーズの出荷が市場を牽引しました。この期間の世界スマートフォン生産台数は約3億3700万台で、前四半期から2.7%増加しています。

AppleとSamsungが約2.4億台で首位並走

公開されたデータによると、2025年の年間生産台数はAppleとSamsungがともに約2億3980万台で並び、世界首位となりました。

第4四半期だけを見ると、Appleは約8700万台を生産し、前四半期比で54%という大幅増を記録しています。これはiPhone 17シリーズの販売が好調だったことが背景にあると見られ、単一四半期としては過去最高水準の生産となりました。

一方、Samsungは同期間に約5820万台を生産しました。前四半期比では7%減となったものの、前年同期比では約11%増となっており、安定した出荷を維持しています。高価格帯モデルの比率が高いことに加え、グループ内で部品を調達できる垂直統合体制も競争力につながっています。

XiaomiやOPPOなど中国勢が上位を占める

2025年のメーカー別ランキングでは、中国メーカーが上位に多く並びました。

3位はXiaomiグループで、RedmiやPOCOを含めた年間生産台数は約1億6980万台となりました。第4四半期は前四半期から7%減となりましたが、これは在庫調整とメモリ価格上昇への対応として早期に生産調整を行ったことが理由とされています。

4位はOPPOグループで、OnePlusやrealmeを含めた年間生産台数は約1億4300万台でした。特にrealmeは低価格帯モデルを多く展開しているため、部品価格の影響を受けやすく、2025年後半からエントリーモデルの比率を調整する動きが見られています。

5位はvivoグループで、年間生産台数は約1億200万台でした。第4四半期は前四半期比で16%減となり、メモリ価格の高騰やHuawei Novaシリーズとの競争が影響したと見られています。

新興市場メーカーや他ブランドの動向

6位のTranssionグループはTECNO、Infinix、itelなどのブランドを展開し、主に新興国市場で強い存在感を持っています。2025年の年間生産台数は約9800万台でしたが、第4四半期は約2110万台に減少し、前四半期から28%の大幅減となりました。低価格帯スマートフォンへの依存度が高いため、在庫調整や市場減速への備えと見られています。

7位のHonorは2025年後半に生産を強化し、第4四半期の生産は前四半期から7%増加しました。年間では約7050万台となっています。

8位のLenovoグループ(Motorolaを含む)は年間約6100万台を生産しました。第4四半期は前期とほぼ同水準で推移しており、通信キャリアとの販売連携やPC事業の規模が部品調達面での強みになっていると分析されています。

2026年はメモリ価格高騰で生産減の可能性

TrendForceは2026年のスマートフォン市場について、メモリ価格の急騰によって製造コストが大きく上昇する可能性を指摘しています。その影響で、世界全体のスマートフォン生産台数は少なくとも10%減少し、約11億3500万台まで落ち込む可能性があると予測されています。

メーカー各社は利益を確保するために端末価格を引き上げるか、あるいは仕様を抑えて出荷量を維持するかという難しい選択を迫られる見込みです。特に低価格帯モデルは価格上昇の影響を受けやすく、市場構造の変化につながる可能性もあります。

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