ソニーモバイルの既存最新フラッグシップモデル、といえばXperia 1 III、Xperia 5 III、Xperia Pro-Iですが、今回、ソニーがおそらくウクライナ問題を背景としてこれらモデルのロシアでの販売を停止した模様です。
Xperia全モデル、他の製品も一斉に「在庫なし」に
ご覧のように、同国で正式に販売されているはずのXperia 1 III、Xperia 5 III、Xperia Pro-Iがいずれも「在庫なし」となっており、これは事実上の販売停止だと思われます。
サムスンのロシア公式サイトも現在Galaxyスマホなどの販売を停止しているようですが、ストアで「販売停止中」といった記述はしておらず、「在庫なし」としています。
おそらく「在庫切れ」という形で波風を立てないように静かに制裁に従う、という事だと思います。
ちなみにざっと見たところ、ソニーのロシア公式サイトではXperiaスマートフォンだけでなく、テレビやカメラ、ヘッドフォンなどのオーディオ機器といったほぼすべての製品が「在庫切れ」で販売停止状態となっています。
ただ、100%すべてが、というわけでなく、Playsationの周辺機器やゲームタイトルなどはまだ一部で販売を継続している模様。
この「ゲーム以外は」販売停止、というソニーの中途半端な対応についての理由は不明です。
新型‘Xperia、1 IVや10 IVのリリースもキャンセルの可能性大
なお、ソニーはロシアによる侵攻が始まった直後に同国での映画公開を中止するといった報道や、グランツーリスモ7などの一部ゲームの配信を止めた、という報道は見かけましたが、同社がXperiaスマートフォンを含め、物理的な製品の販売を停止したという公式なアナウンスはまだありません。
ちなみにロシアはXperia 1 IIIやXperia 5 IIIの公式価格を最初に公式サイト上に載せるなど(リリースは最初ではなかったと思いますが)、比較的Xperiaの人気が高い国という印象。
また、この感じだと昨年11月にECC(ユーラシア経済委員会)を認証通過したロシア版のXperia 1 IVおよびXperia 10 IV(XQ-CQ72およびXQ-CT72)と思われるモデルのリリースもキャンセルされる可能性が高そうですね。
ソース:ソニー公式(ロシア)
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