
PlayStation 5(PS5)で、ディスク版ゲームを遊ぼうとした際にシステムソフトウェアの更新を求められたという報告があり、ユーザーの間で議論になっています。ゲームを購入済みのディスクから起動する場合でも、最新のシステムソフトウェアを導入するよう促されることに対し、インターネット接続に依存せず遊べるというパッケージ版の利点が損なわれるのではないかと懸念する声が上がっています。
ディスク版ゲームの起動時に更新を要求
発端となったのは、ポーランドのPS5ユーザーによるSNSへの投稿です。同ユーザーによると、ディスク版ゲームを起動しようとしたところ、システムソフトウェアを最新バージョンに更新するよう求める画面が表示されたといいます。
表示された案内では、オンライン機能の利用や本体の継続的な使用に関連して、更新データのダウンロードが必要であることが示されていたとのことです。ユーザーは更新を実行するか、後回しにするかを選択できるものの、更新を延期した場合にゲームを続けられなくなる可能性があるとして、不満が広がっています。
ただし、今回の報告だけでは、すべてのディスク版ゲームが起動できなくなるのか、特定の条件で発生する問題なのかは明らかになっていません。
パッケージ版の利点が失われるとの懸念
ディスク版ゲームの大きな利点は、購入した物理メディアを手元に保管し、対応する本体環境があれば、メーカーのオンラインサービスに常時接続しなくてもゲームを遊べることです。ダウンロード版とは異なり、ゲームデータの一部または全部をディスクから読み込めるタイトルもあり、長期的な保存手段としても期待されています。
しかし、ゲームの起動条件がシステムソフトウェアのバージョンに左右されるのであれば、ディスクを所有していても、必ずしも自由にプレイできるとは限りません。
ユーザーからは、将来的に更新サーバーの提供が終了したり、インターネットに接続できなくなったりした場合、購入済みのディスクがあっても遊べなくなるのではないかという懸念も出ています。
もっとも、今回の事例から、PS5のディスク版ゲーム全般がインターネット接続や最新のシステムソフトウェアを必須としていると断定することはできません。タイトルごとの仕様や、本体にインストールされているソフトウェアのバージョンによって状況が異なる可能性があります。
ソニーからの公式説明はなし
今回の報告について、ソニーがディスク版ゲームの起動条件を変更したとする公式発表は確認されていません。また、更新を求める画面が表示される具体的な条件や、更新を拒否した場合にどの範囲の機能が制限されるのかも不明です。
それでも、物理メディアを購入するユーザーにとって、メーカーのサーバーやシステム更新への依存度は重要な問題です。ディスクを所有していれば将来も遊べるという期待を守るためにも、オフラインでの起動条件や、長期的なゲーム保存への対応について、明確な説明が求められそうです。
報告の不確実性を冒頭で明確にする更新要求と起動不能を切り分ける
