
Sonyが次世代ゲーム機PS6向けに開発しているとされる新型コントローラー「DualSense 2.0」について、現行のPS5でも利用できる可能性が報じられています。特許資料で示された構想では、従来のタッチパッドに代わって着脱式のカラーディスプレイを搭載し、アナログスティックや方向キーなども交換できるモジュラー設計を採用するようです。
ただし、特許に記載された技術構想がそのまま製品化されるとは限らず、PS5への対応も現時点では確定していません。
2.5インチ画面を搭載、スティックなども交換可能に
GameGPUが紹介したSonyの特許資料によると、DualSense 2.0は約2.5インチのカラーディスプレイを搭載する構想です。ディスプレイは従来のタッチパッドに代わるもので、コントローラー本体には磁石を利用したモジュラー構造を採用。アナログスティックや物理ボタン式の方向キー、ディスプレイ部分などを、ユーザーの好みに応じて交換できる設計とされています。
ディスプレイは、ゲーム画面の情報を補助的に表示する用途が想定されています。例えば、アイテム一覧やマップ、キャラクターの体力、システム設定、チームメンバーとの簡易チャットなどをコントローラー側に表示することで、テレビ画面に表示する情報を減らせる可能性があります。
小型画面を生かしたミニゲームにも対応か
搭載されるディスプレイは、PS6向けの大作ゲームを単独で動かすためのものではないと考えられます。2.5インチという画面サイズでは、字幕やメニューの視認性、ゲーム内での位置関係の把握などに制約があるためです。
さらに、ワイヤレスコントローラーはバッテリー容量に限りがあり、冷却機構も大型ゲーム機ほど充実していません。負荷の大きい3Dグラフィックスを処理したり、長時間ストリーミングしたりする用途では、バッテリー消費や発熱が課題になります。
そのため、主要なゲームは引き続きテレビやモニターでプレイし、コントローラーの画面は補助的な機能に活用する方向が想定されています。
具体的な用途としては、カードゲームや、RPGに登場する電子錠の解除、戦術パズルなど、指で画面を操作するミニゲームが挙げられています。ゲーム本編とは異なる操作体験をコントローラー上で提供できれば、新たな遊び方につながりそうです。
PS5でも使える可能性、ただし互換性は未確認
今回の構想で特に注目されるのが、DualSense 2.0がPS5にも対応する可能性です。
PS6の発売後も、複数世代のPlayStation向けに同じタイトルが展開されるケースは考えられます。そうしたゲームが新型コントローラーの機能に対応すれば、PS5ユーザーも本体を買い替えずに、新しい操作体験を利用できるかもしれません。
一方、Sonyはこれまで、新世代向けに開発されたコントローラーを旧世代のゲーム機で利用できるようにする互換性を一般的には提供してきませんでした。今回の新型コントローラーがPS5に対応するかどうかは、特許資料だけでは判断できません。PS5側のシステム対応に加え、ゲーム側が追加機能をサポートする必要もあります。
また、着脱式ディスプレイや交換可能な操作部品を備える複雑な構造は、製造コストの増加につながる可能性があります。実際に製品化された場合、従来のDualSenseよりも価格が高くなることも考えられます。
DualSense 2.0は、現時点では特許資料に基づく構想段階の情報です。PS6向けコントローラーの新たな方向性を示すものではありますが、発売時期や製品仕様、PS5との互換性はいずれも確認されていません。
