
Samsungの次期ハイエンドタブレット「Galaxy Tab S12 Ultra」について、バッテリー性能に関する気になる情報が出てきました。新たに流出したEUのエネルギーラベルによると、バッテリー容量は前モデルと同じ11,600mAhとされる一方、標準化されたバッテリー持続時間の数値はGalaxy Tab S11 Ultraを下回っています。
Galaxy Tab S12シリーズについては、これまでにデザインや主要スペックの多くがリークされています。大幅な刷新ではなく、プロセッサなどを中心とした比較的小規模なアップデートになるとみられていましたが、今回の情報ではUltraモデルのバッテリー性能に関して意外な変化が確認されています。
Galaxy Tab S12 Ultraは約6時間短縮
今回流出したのは、EUのEPREL(欧州製品登録データベース)に関連するエネルギーラベルです。Roland Quandt氏が公開した画像には、Galaxy Tab S12 UltraとGalaxy Tab S12 PlusのWi-Fi版および5G版とみられるモデルの情報が掲載されています。

Galaxy Tab S12 Ultraのバッテリー持続時間は88時間54分と記載されています。これは94時間51分だったGalaxy Tab S11 Ultraと比較すると、約6時間短い数値です。
一方で、バッテリー容量そのものはGalaxy Tab S11 Ultraと同じ11,600mAhになると伝えられています。
つまり、容量を減らしたことで数値が悪化したわけではなく、同じ容量のバッテリーを搭載しながら、EPRELの標準化された試験では前モデルより低い結果になっています。
新チップなのになぜ?
Galaxy Tab S12 Ultraには、前モデルのDimensity 9400+からDimensity 9500への変更が予想されています。
どちらもTSMCの3nmプロセスで製造されるチップですが、Dimensity 9500では動作クロックが引き上げられるとされており、高負荷時の消費電力に影響する可能性があります。
ただし、今回のEPRELの数値だけを見て、実際のバッテリー持ちが約6時間悪化すると判断するのは早計です。
EPRELのバッテリー持続時間は一定の条件に基づく標準化された試験結果であり、ユーザーが実際に動画を見たりゲームをプレイしたりした場合の連続使用時間を直接示すものではありません。同じ条件で製品を比較するための指標としては参考になりますが、実使用時のバッテリー性能とは分けて考える必要があります。
Samsungが正式に公開するバッテリー駆動時間や、実機での検証結果が出れば、Galaxy Tab S11 Ultraとの実際の差がより明確になりそうです。
Galaxy Tab S12 Plusはほぼ横ばい
一方、Galaxy Tab S12 Plusについては、Galaxy Tab S12 Ultraほど大きな変化は見られません。

EPRELのラベルでは80時間34分とされており、Galaxy Tab S10 Plusからは約7時間長くなっています。一方、Galaxy Tab S11では81時間01分だったため、こちらと比較すると27分短い数値です。
Ultraモデルでは前世代から約6時間短くなったのに対し、Plusモデルはほぼ横ばいという結果になっています。
発表は10月7日か
Galaxy Tab S12シリーズは、10月7日に発表されると予想されています。発売時にはOne UI 9を搭載するとみられ、カラーはシルバーとグレーの2色になるとの情報があります。
価格については、Galaxy Tab S11シリーズより大幅に高くなるとの噂も出ています。今回のリークだけでは実際のバッテリー性能を判断できませんが、価格上昇が予想されるなかで大幅な世代進化が見えにくいことから、Galaxy Tab S12 Ultraがどこまで前モデルとの差別化を図れるのかが注目されます。
特にUltraモデルについては、同じ11,600mAhバッテリーを搭載しながらEPRELの数値が低下しているだけに、正式発表後の実機テストで実際のバッテリー持続時間がどうなるのか確認したいところです。

