
ソニーのハイエンドモデル「PS5 Pro」が、2027年初頭まで供給不足の状態が続く可能性があるようです。欧州の販売代理店向けに共有された内部資料では、需要の高さと供給能力の制約を理由に、少なくとも2027年初頭までは在庫不足が続くとの見通しが示されています。
通常価格899.99ユーロで購入できるタイミングは限られるとみられ、販売店だけでなくソニーの公式オンラインストアでも、入荷しては短期間で売り切れる状況が続く可能性があります。
GTA 6発売がPS5 Proの需要をさらに押し上げる可能性
今回の供給状況について、PlayFrontが入手した販売代理店向けの内部資料では、PS5 Proについて「一時的な市場の供給制約と高い需要」が発生していると説明されています。
資料では、需要の高さに対して供給能力が限られている状況が、少なくとも2027年初頭まで続く見通しとされています。ただし、これはPS5 Proが2027年まで完全に購入できなくなるという意味ではありません。今後も追加出荷は予定されているものの、入荷数が少なければ短期間で再び売り切れる可能性があります。
さらに状況を複雑にしそうなのが、2026年11月19日に発売される「GTA 6」です。
最近公開されたゲームプレイ映像をきっかけに需要が高まったとされ、ドイツでは小売店の在庫が急速に減少したと報じられています。中古・転売市場では、すでに定価を数百ユーロ上回る価格が提示されるケースも確認されているようです。
GTA 6は発売時点ではPC版が用意されず、PS5とXbox Series X|S向けに展開されます。そのため、発売日にプレイしたいPCユーザーもコンソールを購入する必要があります。
ソニーはその中でもPS5 ProをGTA 6の対応機種として強くアピールしており、ゲームの発売が近づくにつれてPS5 Proへの注目がさらに高まる可能性があります。
入荷しても安定供給には時間がかかる可能性
今後数週間のうちにPS5 Proが再入荷する可能性はあるものの、それだけで品薄状態が解消されるとは限りません。ソニーが実際にどれだけの台数を販売店へ供給できるのかも、現時点では明確になっていません。
特にGTA 6の発売時期と供給不足が重なることで、発売日にPS5 ProとGTA 6を購入したいユーザーにとっては、在庫を確保しにくい状況になる可能性があります。
また、仮にソニーが生産量を大幅に引き上げたとしても、増産した製品が実際に欧州市場へ到着するまでには一定の時間が必要です。生産能力をすぐに最大まで引き上げたとしても、追加分が小売店に並ぶのはクリスマス商戦の後になる可能性があります。
今回の状況は、PS5 Proそのものの需要が高まっている一方で、供給能力がそれに追いついていないことを示しています。そこへ2026年最大級のゲームタイトルとなるGTA 6の発売が重なることで、年末にかけて品薄がさらに目立つ展開も考えられます。
ソニー側もPS5 Proの在庫が限られていることを認識しており、供給不足によって一部の需要が通常のPS5など、ほかのPlayStationハードウェアへ移ることも想定しているようです。
少なくとも現時点では、PS5 Proについて短期間で安定した在庫状況に戻るとは考えにくく、GTA 6の発売を控えた年末に購入を検討している場合は、再入荷のタイミングをこまめに確認する必要がありそうです。


