PS6がDLSS 5に似たAIレンダリング技術を採用か、3Dデータを直接活用?

PlayStation 6(PS6)では、NVIDIAのDLSS 5に似た次世代のAIレンダリング技術が採用される可能性があるようです。X上でリーク情報を発信しているRino氏が、AMDの次世代グラフィックス技術に関する情報として紹介しています。

現時点でPS6への搭載が確認されたわけではありませんが、情報が正しければ、これまでのAIアップスケーリングとは異なり、ゲームエンジンが持つ3Dデータを直接利用して映像を生成・補完する技術になる可能性があります。

PS6はゲームエンジンの3DデータをAI処理に利用か

今回の情報では、PS6に採用される可能性がある技術として、AMDのRDNA 5と「FSR 5」シリーズに含まれるニューラルレンダリング技術が挙げられています。

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最大のポイントは、AIが完成した2D映像を分析するのではなく、ゲームエンジン内部にある3Dデータへ直接アクセスするという点です。

具体的には、未処理の深度バッファーやマテリアル情報、正確なジオメトリ座標などをニューラルネットワークが利用するとされています。

通常のAI画像処理では、すでにレンダリングされたフレームを分析し、そこから光の反射や素材の見え方などを推測します。一方、この方式ならAIはゲーム内のオブジェクトがどこに存在し、どのような素材で構成されているのかといった情報を直接取得できます。

そのため、完成した映像を見て推測するのではなく、ゲームエンジンが持つ元データをもとに映像を処理できる可能性があります。

AIによる映像の作り直しを減らせる可能性

この仕組みが実現すれば、AIによる映像処理で発生しやすい問題の改善にもつながる可能性があります。

今回の情報では、3D空間上の正確な座標を利用することで、光が物体に当たってどのように反射するのかを完成した映像から推測する必要がなくなり、処理時間を短縮できるとされています。

また、モーションブラーや時間方向のアーティファクトを抑えながら、安定したフレームレートを維持することも狙いとされます。

さらに、ゲームエンジンから直接データを取得できれば、開発者が意図したマテリアルやライティングなどの情報を維持したままAI処理を行える可能性があります。

これは、AIが映像を別のものへ作り直すのではなく、ゲーム側が本来持っている情報を利用して描画を補完するという考え方です。

DLSS 5とは異なる方向性になる可能性も

今回の技術が実際にPS6へ搭載されるのであれば、NVIDIAのDLSS 5とは異なるアプローチになる可能性があります。

DLSS 5のようなAIベースの映像生成では、非常に高精細な映像を実現できる一方、場面によって人物の顔などが元のモデルとは異なる印象になるケースも指摘されています。

それに対して、PS6で噂されている方式は、ゲームエンジンから取得した3D情報をAIが利用することで、元のゲームデータを維持しながら映像を補完することが狙いとみられます。

もちろん、実際にどの程度の画質向上が可能なのか、またAI処理によるアーティファクトをどこまで抑えられるのかは、実機で確認するまで分かりません。

現時点ではPS6の仕様として正式に発表された情報ではないため、今回の内容はあくまで噂として見る必要があります。ただ、次世代PlayStationでは、単純なアップスケーリングにとどまらず、ゲームエンジンそのものとAIを組み合わせることで描画品質を高める方向へ進む可能性があります。

なお、同じAMDの次世代グラフィックス技術については、Microsoftの次世代Xbox「Project Helix」にも採用されるとの情報が出ています。ただし、今回の情報ではPS6と並んで名前が挙げられている程度であり、現時点ではPS6と同様に正式発表されたものではありません。

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