
PS3エミュレーターのRPCS3に、かつてのSteamを思わせるデザインの新しいテーマが追加されました。RPCS3では以前からUIの外観をカスタマイズできましたが、今回登場したテーマは、昔のSteamを知るユーザーにとって懐かしさを感じられる仕上がりになっています。
旧Steamを思わせるデザインを再現
今回のテーマを制作したのは、RPCS3のコミュニティメンバーであるFlexBy氏です。RPCS3はQtスタイルシートを利用したUIのカスタマイズに対応しており、ユーザーが独自のデザインを適用することもできます。
「Old Steam by FlexBy」と名付けられた今回のテーマでは、現在のSteamとは大きく異なる、かつてのSteamを思わせる落ち着いたアーミーグリーン系のカラーを採用しています。文字情報を多く配置した昔ながらのPCソフトウェアらしいデザインも特徴で、現在の洗練されたゲームランチャーとは違った雰囲気を楽しめます。

テーマを適用するには、RPCS3を起動した後に「Config」→「GUI」→「UI Stylesheets」と進み、一覧から「Old Steam by FlexBy」を選択するだけです。
気分を変えたい場合は、別のテーマへ切り替えることもできます。RPCS3ではユーザー自身がQtスタイルシートを作成することも可能で、オンラインにはカスタマイズ方法を解説する情報も多数公開されています。
XMBからのゲーム起動はまだ実現せず
RPCS3はPS3ゲームの高い互換性に加えて、実機のゲームディスクを利用してPC上でゲームをプレイできる機能など、さまざまな特徴を備えています。
一方で、PS3本体のXMBを再現する機能については、まだ開発途中の部分があります。RPCS3ではXMBそのものを起動して設定メニューを操作したり、XMBのテーマを変更したりすることはできますが、現在のところXMB上から直接ゲームを起動することはできません。
RPCS3チームによると、この機能を実現するにはマルチプロセスへの対応が必要で、エミュレーターのコア部分を大幅に改修する必要があるとのことです。
今回の旧Steam風テーマはゲームの動作そのものを変えるものではありませんが、RPCS3の外観を大きく変えられるカスタマイズ要素として楽しめます。PS3エミュレーターでありながら、昔のPCゲーム環境を思わせる雰囲気まで再現できる点は、レトロゲーム好きにとって面白い追加機能といえそうです。



