Pixel 11のTensor G6は賛否が真っ二つ? 次世代Pixel 12のTensor G7に求められるものとは

GoogleがPixel 11シリーズに搭載した最新チップ、Tensor G6をめぐって、ユーザーの評価が大きく分かれています。

Tensor G6は、従来のTensorシリーズと同様にAI処理や電力効率を重視した設計が特徴です。Googleは前世代のTensor G5から、Webブラウジングやアプリの起動、機械学習関連の処理などで大幅な性能向上を実現したとしています。一方で、ゲーム性能や純粋な処理性能では競合チップに及ばない部分もあり、Pixel 11の性能をどう評価するかで意見が割れています。

Tensor G6は性能より効率を重視

Android Authorityが実施した読者アンケートでは、Tensor G6について2,800人以上が回答しました。

その結果、30.5%は処理速度やパワーよりも「効率性」を重視すると回答。一方で、34.3%は「より高い純粋な処理性能を求める」と答えており、わずかな差ではあるものの性能重視派が上回りました。

さらに、Tensor G6が性能と効率のバランスをうまく取れていると評価した人は15.7%にとどまっています。

つまり、Tensor G6については、Googleが重視する方向性そのものに一定の支持がある一方で、Pixel 11シリーズのハイエンドスマートフォンとしては、もう少し処理性能を高めてほしいと考えるユーザーも多いようです。

実際、読者からは「性能面では物足りないものの、Tensor G6の効率性には期待できる」という意見が寄せられています。その一方で、競合より処理性能が低くても気にならないという声や、絶対的な性能トップを求めてはいないものの、基礎性能が高ければ将来的な余裕にもつながるという意見も見られました。

ベンチマークはスマートフォンの実際の使い勝手をそのまま表すものではありませんが、約20%の回答者は、こうしたベンチマーク結果を確認してからTensor G6を評価したいと考えています。

Tensor G7では省電力を求める声が優勢

さらに興味深いのが、次世代のTensor G7に何を求めるかというアンケートです。

こちらは1,400人以上が回答しており、43%が「エネルギー効率」を重視してほしいと回答しました。

一方、「より高速なCPU」を求めた人は30.3%でした。

Tensor G6では処理性能を優先してほしいという声が一定数あるにもかかわらず、次世代のTensor G7については、むしろ省電力性能をさらに高めてほしいという意見が多くなっています。

これは、PixelシリーズのTensorに対して、単純なベンチマーク性能だけではなく、バッテリー持ちや発熱、日常的な使いやすさを重視するユーザーが少なくないことを示しているとも言えそうです。

PixelのTensorはどこまで独自路線を続けるのか

Tensor G6は、ゲーム性能やベンチマークスコアで競合するハイエンドチップを追いかけるというより、Google独自のAI機能やソフトウェアとの連携、そして効率性を優先する方向性がより鮮明になったチップと言えます。

そのため、Pixel 11シリーズを評価する際には、単純にベンチマークの数字だけで判断するのが難しい存在でもあります。

一方で、スマートフォンの基本性能を支えるチップである以上、CPUやGPUの性能を求めるユーザーがいるのも当然です。Tensor G7では、現在のAI・効率性重視という方向性を維持しながら、競合との差が指摘されている処理性能をどこまで引き上げられるかが大きなポイントになりそうです。

Pixel 11シリーズを実際に購入したユーザーからTensor G6がどのように評価されるのか、そしてGoogleが次世代のTensor G7でどの部分を強化するのか。今後のPixelシリーズを占ううえでも、注目されるポイントになりそうです。

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