
Samsungの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S27 Ultra」をめぐり、搭載チップが市場によって分かれる可能性が浮上しています。当初は全地域でSnapdragonの最上位チップを採用するとみられていましたが、ここにきてSamsung独自の「Exynos 2700」を搭載したモデルも開発されているとの情報が出ています。
S27 UltraにもSnapdragonとExynosの2本立てか
韓国メディアのMoneyTodayが関係者の話として報じたところによると、Samsung Mobile Experience(MX)と半導体部門のSamsung LSIが、Exynos 2700を搭載するGalaxy S27 Ultra向けマザーボードの開発を進めているとされています。
Galaxy S27 Ultraは当初、QualcommのSnapdragon 8 Elite Gen 6を全市場で採用する計画だったとみられます。しかし、Exynos 2700の社内テストで良好な結果が出たことで、2027年の最上位モデルにも採用できると判断された可能性があります。

関係者によれば、Snapdragon版の開発がかなり進んだ段階でExynos版の追加に動くのは異例とのことです。それだけSamsungがExynos 2700の性能に期待を寄せていることの表れとも考えられます。
地域によるチップの違いについては、Galaxy S27シリーズの他モデルと同様になる可能性があります。具体的には、米国向けモデルにはSnapdragonを採用し、韓国や欧州向けにはExynos 2700を搭載するという構成です。
SamsungのS UltraシリーズでExynos版が登場するのは久しぶりとなります。過去には2022年発売のGalaxy S22 UltraでSnapdragon版とExynos版が地域によって分けられていました。
Exynos 2700はSamsungの2nmプロセスを採用
Exynos 2700は、Samsungが開発を進める改良版のSF2Pと呼ばれる2nmプロセスで製造されるとされています。
この製造技術では、従来世代と比べて消費電力を最大26%削減しながら、動作クロックを15%向上させることが目標とされています。Samsung社内のベンチマークでSnapdragon 8 Elite Gen 6に対して良好な結果が出ているとの情報もあり、これがGalaxy S27 Ultraへの採用を後押ししたと考えられます。
Galaxy S27、S27+、そして新たに加わるとされるS27 Proについても、地域によってSnapdragonとExynosを使い分けるとの情報が出ています。S27 Ultraまで同じ方式を採用することになれば、Samsungが自社チップをフラッグシップの中心モデルに再び本格投入することになります。
カメラ構成も大きく変わる見通し
Galaxy S27 Ultraは、チップ以外にも複数の変更が予定されているとみられます。
これまでに公開されたCADベースのレンダリングでは、新しいカメラアイランドを採用したデザインが確認されています。本体サイズは現行のGalaxy S26 Ultraとほぼ同じになるとされる一方、バッテリー容量については小幅な増加が見込まれています。
カメラでは、Samsungが長年採用してきた10MPの3倍望遠カメラを廃止するとの情報があります。その代わり、残される50MPの5倍望遠カメラを強化する方向で開発が進められているようです。
Galaxy S27 Ultraの詳細はまだ正式発表されていませんが、Exynos 2700の採用が実現すれば、Samsungが自社製チップを再びUltraシリーズの中核に据える大きな転換となりそうです。特に韓国や欧州ではExynos版、米国ではSnapdragon版という地域別の構成が復活するのか、今後の動向が注目されます。


