台湾当局が一部のシャオミ製スマートフォンで検閲機能や検索履歴を中国のサーバーに送るといった機能が搭載されていることを発見した、という件についてお伝えしました。
一方、これよりも数か月前にはリトアニアの政府機関が同社のスマートフォンに関して同様の検閲機能が搭載されていると指摘。ユーザーに同社製スマートフォンを破棄することを勧める事態にまで発展しました。
しかし今回、ドイツの政府機関がこの情報を逆に否定したという報道が見つかりました。
ロイターが伝えたもので、ドイツのサイバーセキュリティ監視機関であるドイツ連邦情報セキュリティー庁(BSI)は13日、中国のXiaomiが製造したスマートフォンに検閲機能が搭載されている証拠は見つからなかったと発表したとのこと。
リトアニアの国家サイバーセキュリティ機関は9月、シャオミの携帯電話には「フリーチベット」「台湾独立万歳」「民主化運動」などの言葉を検出し検閲する機能が内蔵されていると発表。これを受けBSIは数カ月かけて調査をしていたとのこと。
「その結果、BSIはさらなる調査やその他の措置を必要とするような異常は確認できなかった」
どちらの情報の信頼性が高いのかは分かりませんが、個人的にはなんとなくドイツの政府機関の方が信用できるような気はします。
ただ、先日の台湾当局の情報も非常に気になるところで、これも「シロ」と判定されるまでは少し心配です。
ソース:ロイター
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