
NothingのサブブランドCMFが、近日発表予定の新型イヤホン「CMF Clip Pro」をめぐって思わぬ騒動に見舞われました。CMFがXに掲載したプロモーション画像から、これまでリークで伝えられていたクリップ型のオープンイヤー設計が確認された一方、画像にAI生成コンテンツを使用していたことが判明。批判を受けた後、投稿は削除されています。
クリップで耳に装着する独特のデザイン
今回削除された投稿には、「Built to move. Styled to stay.」というキャッチコピーとともに、CMF Clip Proを装着した人物の画像が掲載されていました。

画像に写っていたイヤホンは、耳穴に差し込む一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは異なり、耳の外側にクリップのように取り付けるデザインとなっています。
これは、これまでリーク情報として伝えられていたClip Proのオープンイヤー型デザインとも一致します。耳をふさがないオープン型のイヤホンは、周囲の音を聞きながら音楽や通話を楽しめることから、近年注目を集めているカテゴリーです。
今回の画像はすでに削除されているものの、CMF自身が製品の装着方法を見せたことで、Clip Proが一般的なインイヤー型とは異なる製品になることは、かなり明確になったといえそうです。
問題になったのはイヤホンではなくAI生成画像
ところが、今回の投稿で大きな話題となったのは製品そのものではありませんでした。
公開された画像を確認したユーザーから、人物の肌の質感などに不自然な部分があるとの指摘が相次ぎました。また、イヤホン部分についても、写真に自然に写り込んだというより、別の素材を後から合成したように見えるとの声が上がっています。
さらに画像には、AI生成画像を含んでいることを示す透かしも入っていました。
そこには、AI生成画像を含むことや、実在する人物との類似は偶然であることを示す内容が記載されており、AIを使って制作された広告画像であることが明らかになりました。
これに対する批判が広がったことで、CMFは該当するXの投稿を削除したとみられます。
デザインは確認できても細部はまだ不確定
今回の画像からClip Proの大まかな形状は確認できますが、実際の製品デザインを細部まで判断するのは難しそうです。
特にイヤホン部分は、画像のライティングが周囲の人物や背景と完全には一致していないように見えるため、画像編集による合成、あるいはAI生成による表現が含まれている可能性があります。
そのため、実際の製品が耳にどのようにフィットするのか、クリップ部分がどの程度の角度で装着されるのかといった細かな部分については、今回の画像だけで判断しないほうがよさそうです。
一方、耳の外側にクリップのように装着するという基本的な形状については、以前から流れていたリーク情報とも一致しています。製品の正式発表前に、CMF自身のプロモーションによってデザインの方向性が裏付けられた格好です。
8月4日の正式発表に注目
CMF Clip Proの詳しい仕様や価格については、現時点では明らかになっていません。
正式発表は8月4日に予定されており、そこで音質性能やバッテリー駆動時間、装着感、接続機能などの詳細が明らかになるとみられます。
今回の一件ではAI生成画像の扱いが注目される結果となりましたが、製品そのものについては、クリップ型のオープンイヤーデザインを採用するという特徴が改めて確認されました。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは異なるスタイルを採用するだけに、実際の装着感や音漏れ対策がどのように仕上げられているのか。8月4日の正式発表で、実機の姿とともに詳しい仕様が明らかになることに期待したいところです。


